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TPPでもやっぱり世銀。「ISDS条項」。 [The Shock Doctrine]

どじょう首相、ニョロニョロと。

国内向けには「参加前提では無い、全分野ではない」なんて大見得切ってますね。
参加前提、全分野だと聞いたぞと言っている当のアメリカには、なんと、誤解は解けたとして問い合わせない事とする(キリッ
もう、落語の長屋の熊さん八っつあんですね。

でもまぎれも無く等身大の日本の姿。毎度の属国の諦めを持ちつつも、少し違う物も感じています。今回の推進は結構余裕が無いなあと。

小泉元首相の様な劇場型B層プロパガンダもなく、理由の提示も出来ないどじょう氏のただ無理矢理な進行。そしてアメリカの方も、いよいよ直接統治?というくらいの日米安保マフィアのオールスターキャスト&すっかり縮んだキッシンジャーまでも一挙来日。大変な勢い。

本件、左翼、プロ市民が反対なのは当然ですが、本来親米保守の露払いで使われちゃってるネトウヨ達の愛国心にも火をつけてしまった。美しい国を破壊する悪の条約だと。犬猿の仲が大同団結。イイネ(笑
そして政治外交まったくコンシャスじゃない人や旧B層も、TPP、TPPってうるさいなあ。。なんなのよ?と御用番組見てもロクなスピン解説も無い(少しあるけど)。
ちょっとちょっとなんなのーという事になっている。

そのように国論が100%反対、いや反対というより、何も言わないでコソコソ勝手になにやってんの?止めてよ、という状況なのを踏まえてか、御用メディアは、国民の議論を2分しています、なんてシレッと言う。

お前等何も情報出さないから議論なんか出来てないっての。
お前等何も情報出してないのに、どこかで国の議論がしっかりと2分出来て成立してるなら、それはあんたら要らない存在だと自分で認めてるのと同じだっての(笑)

下手すると古の原水禁並みに、ハンドラーズさえコントロール出来ない左右上げての国論になる可能性がある。だからガス抜きしてるんでしょうかね。首相は。

原水禁の時は、一方でナベツネの親分だった正力みたいな人が出て来て、アメリカに、世論形成するよ、だから私の首相になりたい要望他をバックアップしてよね、と頼み、国産技術を潰して、まさに福島原発の事故を導いたGEの原発を導入、原発推進した訳ですね。国民もホイホイ乗った。

今TPPの積極利用に賛同するのは竹中氏の残り香みたいな、都市部浮動票と重なる中途半端に知的を装う自分のコアの無い新B層の一部。後は何でもいいから陽に当たりたい人かな。

 前回に書いた様に、我々にも戦略を立てて国政外交をやっていく自由は本来的にはある。でも宗主国のジャパンいきものがかりに締め上げられて出来ない。話しも出来ず、交渉は締め切り、ただ参加ってのはやはり無いですよ。

ネットで見た記事で、元通産の中野剛志さんという方の文章に良いもん見つけました。

引用ここから-------------------------------------------------------------------------

投資家保護を目的とした「ISDS条項」。
これは、例えば日本への参入を図ったアメリカの投資企業が、国家政策によってなんらかの被害を受けた場合に日本を訴えることができるというもの。訴える先は日本の裁判所ではなく、世界銀行傘下のICSID(国際投資紛争解決センター)という仲裁所です。ここでの審理は原則非公開で行なわれ、下された判定に不服があっても日本政府は控訴できません。
 さらに怖いのが、審理の基準が投資家の損害だけに絞られる点。日本の政策が、国民の安全や健康、環境のためであったとしても、一切審理の材料にならないんです。

引用ここまで--------------------------------------------------------------------------

もう、前回のエントリ後半ガチンコの内容ですね。
http://zutsuki.blog.so-net.ne.jp/2011-11-06

もしこのblogずっと読んで頂いている方がいるとすれば、世銀てのが見事にドツボにハマる筈。ショックの後緊縮財政で破綻して、また南アやロシアみたいに民主化独立させて財源が無い状態にして、投資に対してストレートにリターンをさせない障壁を除かないと融資しないぞと迫る世銀、IMF。
しょうがなく飲んだら最後、バンバカとインサイダー民営化で食われて終わり。
TPPも、ショックならぬ、地政的な宗主国の簒奪ドクトリンの文脈にある訳なのです。

逆にここ使って訴える力なんぞ政権、官僚持ってないんだから、
盲目的に参加なんて、や・め・な・さ・い・よ。全く。
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