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国籍騒ぎの件に反応する人々。 [政治]

 蓮舫さんの国籍問題が喧しいですが、ネトウヨ的な、純潔主義保守方面からの批判に一瞬違和感が。
というのは、本来この集合は、思い通りに振る舞ってくれない韓国等と比較して、統治したのに好いてくれる(と表面的に言われる)台湾が、大好きな人たちだから(笑

日本国籍もって、議員当選して大臣もやって、何を今さら問題にするのかという面もありつつ、ちょっと俯瞰して世論形成の問題と見て何がしか語ろうと思います。

 実業界には台湾系の人は割と多いように思いますが、朝鮮半島出身の人も、これは実業でも特定業界に多い。そして芸能界、議員、代議士も非常に多いと見聞きします。そんな人が左翼、リベラル政党で、ガチに権利者代表だったり目立ったりすると、これはもうボコボコに叩かれる。

一方、政権党の議員であれば、大好きな台湾でなくて、ヒステリックになるお隣の国であってもネトウヨは叩かず華麗にスルーする。「ダイバーシティを配慮したネトウヨ」ってのは素敵ですが、言語矛盾に近い(笑)のでこれはない。
今回、出身国に関わらず、政権党でなければ、台湾も同じパターンで騒がれることが分かった。

騒ぎの元となる鏑矢を放って、ネットやメディアを使って偏狭な世論を醸成して行く存在は、見てきたように優れて自民党ポジションとパチッと被る訳ですね。その点を外して語るすべてのメディア、ネット上の議論はアホダラ教といって差し支えないのではないか。

 このblogで何度も書きましたが、メディア、代理店は優れて広告か受託モデルであって、そこにジャーナリズムも何もあるわけではなく、我々の公僕でもなく、木鐸でもない。
そこから演繹して考えた場合、すぐにわかりそうなものですが、誰も視聴者の為に運営製作していない。しかしメディアの撒いたアミコマセに引っ掛かって、爆釣されてしまうわけです。

それはなぜか。

卑近な例で言うと、町の灰皿近くに人がいれば、吸っていないのにその人に向けて鼻を摘まんでみたり、クセエと声を出して言ってみたりする人が沢山います。似た様な物で、子供から老人まで持っている、言ってみれば「悪」の側面の心理です。批判していいお墨付きを得て安全地帯にいることができるなら、自然と他人を攻撃する人が多い。

メディアのやっていることは、アジや、メバル、太刀魚等々、釣り船のレーダーで集合を狙って釣り船出すようなものです。我々は釣果。そのある集合の一般呼称が「ネトウヨ」であって、求めても得られない存在理由を他律的に求める集合を言う。
一番食いつきやすいコマセが何かと言えば、「日本人は素晴らしい説」な訳です。なにしろ努力いらずの生与の条件で、人口の大半をカバーしているという超大型魚群ですから。

その魚群は、何も努力無しに、日本人で有る無しだけで安全地帯から他人を攻撃できるとした時、これは老若男女、残念ながらカタルシス、メシウマを感じ、実行してしまうあさましい人が多いという事です。昔から他人の不幸は蜜の味ともいいますね。

このあたり、中田安彦さんが翻訳したバーネイズの古典を是非読んで下さい。
http://zutsuki.blog.so-net.ne.jp/2010-10-05

蓮舫さんの様に選択して帰化した人は、政権党やらその別働隊やら影響下に沢山存在します。こんな時静かにしたり、荷担したりする。やむを得ずの側面もあるでしょうが、むしろこうした集合に取り巻かれながら、左翼で在日人権の活動をしている人材は立派な筋の通った人間の様に思います。

保守のオッサンと言えば思い出すのが、昔見たディナーラッシュという映画。

ガチなクラシックなイタリア料理を好む、ダニー・アイエロ扮するレストランオーナーが、いつものイタリア系のシェフでなく、代役の焼いたステーキで客が唸っていたので(だったかな)、厨房に降りて、焼いたの誰?と聞くと、イタリア系でない野球帽被ったアメリカの青年でした。それを見て「贅沢は言わんよ」とウインクして帰るのですが、トランプでさえビジネスオーナーを長くやっていて、そのくらいでは有る訳で、純血保守系の皆さんも皆そのくらいであって欲しい。自分は最低でも「アジア人」くらいの枠でいたい。

ちなみに、蓮舫さんには今後も議員を続けてほしいとは思うものの、まだあまりうまいステーキが焼ける方では無さそうで、代表は厳しいのでは。
自民別動隊のお方は論外として、もう一人の方はあまり素性は知らないのですが何だか印象はあまり無い。結局蓮舫さんなのかもしれませんが。

この辺で。

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