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所謂”陰謀論”について。 [日記]

ちょっと違う話題を。

 事実を、荒唐無稽な物と混ぜてストーリーにする、陰謀論というカテゴリーがあります。とても面白いですよね。単純なオカルトやスピリチュアルより面白い。

なんで面白いかと言えば、ある現実の事件に関して、世に出ている情報より少し深い情報が含まれ、途中までぐいぐい帰納で語られる。おおこれは、と読み進めると、最後は断定的情報として宇宙人とか、謎の組織、スピリチュアル等に接続され、お笑いになる(笑
これらサブカル、オカルト、精神世界の棚に置かれるニッチなビジネスモデルです。これは一定の需要があるでしょう。出版したい側にですが。

メジャーな報道に管制が敷かれると、情報の飢えからこの真実を散りばめたオカルトにたどり着く。良いとこまで来て最後宇宙人かよと(笑
結果、世の中にオカルトか、統制の聞いた真実に触れない様に気をつけて作られた情報の、どちらかしか無くなるという環境が出来ます。バカだとレッテルを貼られ、自分の権威が失墜するのは嫌だ。けど、他に正しい情報もない。さあ困った。懐かしい言葉で言えば、ベイトソンのダブルバインド的状況ですか。

実際の所、人々はその言葉で知られる反応に陥るように思う。
例えばここで、表向き普通に生きつつ、恐らくここまでが真実だと見極めて、その先こうだろうと演繹して、そっちは腹に持っておくという人はあまり多く無い。

外交で言うディスインフォメーションを、自国の大衆に向ける際、ガス抜き風に穴を塞ぐ保険のような装置、それが陰謀論という事になるでしょうか。それでも掘ろうとすると、そこまでの設えを発注し統制できる力がある存在を向こうに回すという事になるから、全く無事でいることはなかなか難しい。

その存在は一体誰なのか! 実はトカゲの目をしたレプテリアンのユダ金です。アセンションで高次元に行きましょう! 

とかいうのが、ま、少し前の陰謀論オカルトの典型的な流れです(笑

このblogの昔からの読者はもう殆どいないと思いますが、昔良く書いた事を繰り返しますと、なんだかんだ、ほぼ全てのニュースは多かれ少なかれ管制アジェンダに基づいていると言える。
つまりは、回覧板、掲示板代わりのメディアを組み込んだ政府と官僚という事になります。そうじゃないという御仁は、まあお読み頂かなくても結構ですが。メディアに総体として良心を見ようとするのは最もやってはいけない勘違いではないかと思います。

ただ、メディアに悪意があると言う訳ではなくて、許認可制であれば官庁、なんらかのオンブズマンであればその構成要素に従う、「装置の運用」が、メディアの仕事の第一という事です。
ニュース番組にも台本がちゃんとある様に、メディアの組み方にも台本があって、それが編成ですが、スポンサーに従い、それらは間接的に官の掌とそのメディアの運用特性の組み合わせで束ねられていまる事になる。

良い悪い全く抜きにして、その”運用”そのものを売るのがメディアの商売の根本なのであって、”ジャーナリズム”等は発揮出来る領域があって予定調和が編成出来れば、そこで運用サービスとしてのプロダクツのフィーチャーとして行われる。それだけの事です。それぞれ得意領域を持っていて、その範囲内で仕事をすると。その1つに、陰謀論の立て付けもあると言う事です。

陰謀論のライターを見ていると、若い頃鋭い仕事をしていた人が多い様に思う。
ある日突然レプテリアンとか言う様になります。鋭さを発揮したために、落ち込んだ場所が陰謀論で、当座食う為にそこでしか生きて行けなくなった人がやるもの、そんな印象も良く持ちます。

こんな私の小論を正しいと思ってくれる人がいたとしたら、どうして世の中変わらんのかと言う理由は、もうこれ言わずもがなだと思いますが、そのダブルバインドの間で右往左往して生きている人々ですね。
メディアの囲いの中で生きている人々。ネットも既に長い年月をかけて最早一般メディア化しましたから、それも含みます。

日本で知的というのは、社会主義的、リベラル寄りの常識を持っている事が基本であった様に思いますが、メディアの姿勢、偏向に文句を言ってる人、陰謀論を避ける人、これは広く都市型指向の常識的な多数派が皆そうな訳です。

つまりは自分の属する政治勢力やメディアの崩壊を座して見ながらその内実を知らず何も出来ない人でもある。最も進んだ常識を持っている様でありながら、今の状況に陥る環境を形作った勢力は、少なくとも今はこの人々でもあると言う事になるでしょうか。

そして、そうなってから更に、都市型の知的なリベラル層でいる、という事は、全く自分等から動き出す事が出来ない層と言える。
最早、首都圏的な集約地域の特権的なシステムに依拠する前提で、その層の同調圧力の下で単に取りうるスタイル、という事になるでしょうかね。宗教や他の勢力が出て来るのは、ある意味当然の帰結に思える。

この辺で。
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