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腕時計の話3。 [日記]

 まるで計画的爆撃の様に災害が襲い、いよいよ国が崩壊しそうで安室さんも引退というこの時に、久し振りに呑気な時計の話です(笑

数度、時計、特にセイコーの機械の話を書いていますが、清水の舞台から飛び降りて足をくじいてみました。この間グランドセイコーを買ったのですね。(笑
勿論一番安いラインですが。9S65。

セイコーの本質は手頃で丈夫な機械時計にあり、と思う人間ではあるのですが、良い加工等は下のラインアップに展開されている。でも高いラインナップのモチーフが中々下がって来ない。使っても、ある1面だけだったりします。まあ、商売ですからね。なんだかんだ文句言いつつ1つ欲しいなと思っていた訳です。

発端は、プレサージュで、このシリーズは、主にドレッシーな物と、過去のモチーフを使用した物があり良いモデルも多い。そこに王道的なモチーフが乗ったようなモデルを発見してどれどれ見てみるかと出掛けた。

少し径が大きくバルキーな感じもあって、チタンモデルなのでブレスのくすみや、鏡面の波が気になる。そんな時、ふと店員の方の腕時計が気になる。
小径でサイドの処理が素晴らしい。それ見せて頂いていいですかと聞くとエッ?と慌てる。まあ、そうでしょう。売り物ではないから(笑
いやこれは10年前に買った物でと。

やはりグランドセイコーで、最近OHで磨きに出したそうです。
ほぼ同じケース、ブレスで、機械の改良で3日時計になったバージョンが数機種あると言う事で見せてもらう。GSのブレスは光り過ぎだなと思っていたのですが、地味かつ気の利いた文字盤で、鏡面のモチーフが無い地味な3連ブレスのモデルがあった。
で熟慮の末3度目の訪問で飛び降りてしまった訳です(笑

使ってみると、9Sの機械は見かけ結構そっけない。金文字の刻印はあって、一通りの化粧はしてある。6R,4Rよりがっちりした感じです。
巻き上げの感触で、部品良いなと判る。精度はハイビートかつ、クロノメーターレベルの検査済みなので良いのは当たり前。今の所日差はマイナス0.5秒くらいですが、その精度で3日持つのが素晴らしい。週末越えて再びつけるまで全く問題無く動いています。

GSを横において、手持ちの機械をいろいろ振り返ると、やっぱりコレはバーゲンだったなと思うセイコーが出て来ます。

存在感と折り目正しさで、6Rメカニカルの初代、SARB031は良い。
ラウンドフェイスの小径でバブル風防のモデルです。当然安っぽさというのはあっても、それが関係ない王道デザインのモデル。GSと同じ様に使えます。

後は意外な事に、モデル末期にアウトレットで安く買ったセイコーファイブスポーツのSARG015。ファイブと言っても9800円ではなく、国内用モデルで元値もそこそこです。メタルブレスに換装していますが、時計としてのまとまりが非常に優れている。正にスポーツって感じです(笑

一方、12年続く定番商品で最近終了した緑ダイヤルのアルピニスト(これもメタルブレスに換装)や、今爆騰しているプレサージュの限定文字盤SARY087、この辺良いのですが、実際につける“ウオッチ”としてなんとなく上の物より細分化されてしまう。

なんだかんだこれまで入手して来たモデルは、中古になっても値段変わらなかったり上がったりしている物も多いのですが、スタンダードなGSを持ってみるとこうしてまた見えて来る物もあります。

海外物は、元値が同じくらいの物もあるんですが、平行品で少し値が崩れていたりする。
まず、結局各社のコアになるモチーフは安くは売らないんだな、という事が判ってきますが、その中でGSからみても中々処理も腕馴染みも良いというモデルもあったり、カッコはいいけど。。。というモデルもあったり、やはりスポーツウオッチとしてまとまりが良いなというモデルがあったり。やはり視点が変わってくるのを感じます。

マニア、ニッチ案件だったな、勇み足だったなと思う時計は、値がつく物は売るとしても、そうでないものは、これ、どうしようかなと。
無理に上げても押し付けられてもいやだろうし(笑

という事で、お買い得を探す目利きを磨くのも楽しいのですが、値が下がらない様な当たり前に高い物を1本買うと、無駄が良く分かりますというお話でした。

この辺で。

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