SSブログ

強くオススメ。「悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める」。 [本]

今日は、今の状況を読み解く必読書をご紹介したいです。

ウクライナ紛争ですが、個人的には、落とし所を決め、早急な停戦を祈念するものです。
が、おそらく一方は合意が難しい状況になっていて、悲しい事ですが、長引くのかもしれません。

一方、これまで見た事がないような電子戦、認知戦の紛争となっています。
Fakeも含めて中身は昔と対して変わらない。大戦中の日本に関するプロパガンダを詳細に記述したジョン・ダワーの「人種偏見」に書かれている通りの事が、今はSNSに乗ってくる。

昔は新聞、ラジオのテキストベースと、写真ですね。
現在は何億人ものパーソナルなフィードの中に動画でそれが流れていく、軽信的な人の反応はより脊髄反射的になっていくのと、承認欲求があるからこそSNSを行なっている人々の中で、端的な善行への同意、悪行への非難を互いに見せる作業が一瞬にして進むところが異なります。

攻め込んだロシアはいいとは言いません。が、国内法に先んずる国家間の協定違反が6年近く無視されて、対話に応じないクーデター政権な訳ですね。フランスとドイツは、協定の当事者でもあって、ドイツは政権の端境期だったからか、フランスが説得の体もとったのだろうかと思いますが、それをミンスク協定の話だと分かって見ている人はいるのか。

クーデターや革命を推進してきた某省庁や、ヌーのつく女性は虚を突かれたか、生物学兵器の研究拠点の存在を、議会で普通に問われ喋ってしまったのをわたしも見ました。
公式HPにも6箇所乗っていて、各拠点のpdfはリンク切れになっていた。攻めた方が悪いという道義的な問題がありますが、核や生物兵器とすると、今度は人類に対する道義の問題にもなって来る訳で、この問題如何でどっちに転ぶか分からないかもしれません。

こうした話も順々に同調圧力で排除され、最後は垢バンされる。今やマネー規模の観点からしても、兵器産業よりGAFAなわけで、軍産複合体にずいぶん昔からITが入っている。
インターネット自体が軍事で始まったわけですが、もうスマホの中までビッグブラザーこんにちわな訳です。Wikiがなくなったら皆さんどうなるのだろう。膨大な知の積み上げもサーバー落とされたら終わりですね。

そこでやっぱり紙の本(笑)というところで、昨年6月出版の書籍ですが、恐らく今、最も読まれるべき本のご紹介。タイトルはタイトルで、今の状況にまさに合致してしまっているんですが、

古村治彦氏の「悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める」です。

繰り返しますが昨年6月の本。現状の出版はまず目を引かねばいけないので、このようなタイトルにしたのでしょうが、そのままになってます。びっくりする。1月末にご紹介しましたが、ジョシュ・ホウリーの「ビッグテック5社を解体せよ」がGAFAのカウンターの動きとしてあります。この翻訳も古村さんです。

https://zutsuki.blog.ss-blog.jp/2022-01-30

この世の中どこまで、ビッグブラザーこんにちわ状態なのか、詳細に書かれていて、最後サービスとPFは別会社にという著者の提案に繋がる。

著者の古村さんは、アメリカの政治研究を丁寧にしっかりと積み上げて、日本の中でも最も信頼できる書き手だと思っています。わたしも本棚を見ますと4〜5冊ほど読ませていただいていて、「アメリカ政治の秘密」等から読まれるといいのではないかと思う。

その中には、この10年くらいの東欧、ウクライナのアメリカの政策の中で大きな役割を担い、今回紹介する本の中心的な人物として書かれているヴィクトリア・ヌーランドの旦那にして、ネオコンの思想的中核である、ロバート・ケーガンの「アメリカが作り上げた”素晴らしき”今の世界」、これも翻訳されていて、理解度としては日本最高でしょうから状況が具に見えていらっしゃいます。

書評といいますか、こんな本だと思っていただければという事を書きます。

「どうやら「悪魔のサイバー戦争をバイデン政権が始める」と思われるんだけど、
それは、
バイデン政権=4年越しのヒラリー政権=第3次オバマ政権
だからだよ。
省庁人事と派閥みてわかる通りヒラリー政権の延長となっていて、リビアとかISISとか色々ありましたけど、(ヒラリーが恐ろしくも言っていた、アジアにシフトするという話は、一旦トランプの面白かつ真剣外交で逃れたかもですが)満を持して、東欧もおそらくやってきますよ。
やり方だけど、軍産複合と良くいうけれど、ミッシェル・フロノイを軸とした、GAFA系の囲い込みもあって道具がきっともっとサイバーだよ。軍産IT複合ですよ。

一方、少し軸の違う、コロナ含みのグレートリセット組もいて、ケリーですよ、しくったライスもこっちですよ。」

という事を、人とアクティビティで丸裸にした本。
読みたいでしょう。

ゴイスとしか言いようがない(笑

ここまできっちり理解できているマスコミ人、政治家、官僚いないと思います。なんで、多分心ある人はタネ本として剽窃していると思います。古村さんにはそうした言説を見ると、読んでるなとかわかるんだろうなあ。。昨年の本ですが、このように、色々当ててますのでとにかく必読であると、私などは思います。オススメします。

GAFA儲けさせるために(笑 貼っときます
https://www.amazon.co.jp/gp/product/479806484X/ref=dbs_a_def_rwt_hsch_vapi_tu00_p1_i1

 余談ですが、こうした、比較的読みやすく書いてある本も、もはや周囲では読まれなくなっているように感じますが、それも、ITに認知を活用されて、自分の言語に落として理解することがどんどん除かれてこうなっているように思います。全部が2項対立の印だけ。ワクチンパスポートのようになっていく。

読書人であれば、

フクヤマがソ連も解体してアメリカは歴史を終わらせた。ここからは幌馬車に乗っていくだけさと言ってから早幾年。それでもやっぱり民主主義警察として、ずべての国家をそうするまでは突き進むのさとケーガンが言う。で、警察やめよとトランプがいってアメリカが割れてしまったんだなと。
中国がとって変わるには、アメリカに競争で勝たねばならない、と言っていたけど半分アメリカは引いちゃったから、アメリカの負けだってことだよなと。残ったバイデン側はゲーム理論以上の答えを見つけることがないまま突き進んでいたら、ロシアの抵抗を食らって、焦りつつそのまま突き進むカサンドラクロスか。。。幌馬車は今そこですか。

と、おそらく他界した父の世代、古いモラルの本読みの自分などは思って、それが認知のベースになる。この10年くらい、スパッとそう言う思考が消え去ったwikiレベルのこうなっておりますな時代になってしまったように思います。

紙の本買ってたまに読みましょう。この辺で。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。