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モスクワ支社の半分がウクライナ人。 [政治]

モスクワの企業の話です。

ところで、例のエンジニアお二人は、変わりません(笑

相変わらず、プーチン手術の際にこ●せ、暗●、などSNSで言い放っています。
ちょっと面倒なのは、二人とも、私が同じ様に考えていると思っていて、一方で私が上げるものは毒にも薬にもならないポストですが、すぐイイねをよこしてくる。ちょっと困っております。基本はいい人なんですけどね。。。

すこし興味深く思えるのが、基本は協賛者のプロバガンダ機関となっているマスメディア、かつその大手は政治部長会議的な集まりで、報道方針をカルテル的に決めて、そこに米国の代表者も同席している様な運用がされていたはずですが、なんだか、、歯切れは悪いですよね。

上の二人はこれがとにかく歯がゆい訳で、報道が偏向していると、色々ひどいニュース(フェイクもきっとたくさん含まれているだろう物)を拡散して、一人はポストを削除されたりしている。まるで純粋な理系が大学で宗教に、とか、本多勝一を初読んで左翼に、というのを還暦でやっている感じでハマっていますがまさに、我々を全部ロシア側が悪いとで非道を糾弾する様にすべき、グローバルなフリーダムなアライのプロパガンダ機関でもある、NHK、大手民法、大手新聞(もっともメディアそのものではほとんど見ないんですが)歯切れが良く無い。振り切らない。
もちろんベースのトーンはUSアライ的に守っていますが。

これは誰がどう調整しているのだろう?

 もとい、本題ですが、先日、こっちに手を振っている男がいるので、見るとロシアに赴任していた同期。戻ってきたばかりです。おお、お疲れ様!と。勿論情勢により、ロシアの支社などは閉めざるを得ないのが日本の企業。

少し話した後、彼は追い出された身であると分かってるんですが「今回の件はさ、実はロシアそれほど悪くないんじゃないの?」と直截に切り出して見る。「英語のニュース読むと、欧州だと結構ロシアの高官が直接出たりもあるみたいだけど、日本はそういうのは許されない雰囲気なんだよね。」と付け加えながら。

素早くハッとこっちを見て、「いやあ。。。そうそう。そうなんだよ。でも、本当そういう話、しちゃいけない感じがあるよね。ここでは」と。

で、次の日本では全然わかり得ない話を聞いて、聞いてさあーっといろんな事の想像がついた。

モスクワの支社は「半分ウクライナ人」だそうです。半分ですよ。歴史的な関係をよく示していますよね。モスクワで仕事するのが当たり前なウクライナ人。特に東側はフリーな感じだと思います。生活が共通なんです。

ウクライナ国内でクーデター政権が出来、親ロを弾圧。膨大な死者数を、今や完全にバランスを崩している国連自身が認定していた訳です。そしてNATO加盟を憲法に入れ、生物学兵器研究所をいくつも作り、国境に兵力を、という事がいかに唐突で異常なことかわかります。

それでミンスク合意を国家間で独仏を入れて締結したけど反故にされ、訴えても聞かない、対案も提出するも無視。国際協定は国内法を当然ながら超えます。最後通牒を受けたら、次は紛争になります。
紛争が起こってからウクライナのパイプラインのガスがスムーズに欧州に流れたのはなぜか。ウクライナのガス会社と某国大統領がとっても近いのは偶然か。

ロシアのモスクワの我がウクライナ人同僚達の話に戻りますと、戦争以前に東側は弾圧されている訳で、アゾフが潜んで、どっちがやったかわからない虐殺のある様なこの情勢で戻る事などできないと想像されます。勿論日本政府の方針とそれに引っ張られる企業としては撤退をせざる負えない訳ですが、社内の雰囲気自体がもう仕事をする様な感じではもはや無かったとの事でした。

これがファクトという奴ですね。

この辺で。
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ロシア ウクライナ情勢めぐり 米とNATOに新協定の草案 [政治]

「ロシア ウクライナ情勢めぐり 米とNATOに新協定の草案」

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211218/k10013393461000.html?fbclid=IwAR0WMgekvaGhYXOc4LXBZpu31t8EwE6jkKQE8qHvcZegPcKz2A6xIBfxvBk

というこの記事をさっき見つけまして、”なんだ、NHK、此の期に及んでサラッと随分静的なトーンだなあ”と思ったら、よく日付を見ると、2021年12月18日 5時29分 でした。なら分かる(笑

つまり、昨年時にミンスク協定を反故にされ続けている文脈でしょうけど、ロシアはオフィシャルにアイデアまで出しているんですね。NATOとアメリカに。

この見解と対応がどうなったのか、メディアは鋭く取材すべきでしょうね。
ミンスク協定さえもほとんどニュースに乗らない中で、やる気ないかもしれませんが。

消されちゃうとあれですから、記事を引用しておきます。

-----------引用ここから-------------
緊張が高まっているウクライナ情勢をめぐって、ロシアはアメリカとNATO=北大西洋条約機構に対して、緊張緩和に向けて新たに締結したいとする協定などの草案を示しました。
この中でNATOのさらなる拡大やウクライナなどでのいかなる軍事活動も行わないと保証するよう求めています。

ロシアのリャプコフ外務次官は17日、記者会見を行い、アメリカとNATOに対して、ウクライナ情勢の緊張緩和に向けた新たな協定などの草案を示したことを明らかにしました。

この中でロシアは、NATOが、ウクライナの加盟など、これ以上の東への拡大をしないと保証するほか、NATOに加盟していない旧ソビエト諸国やヨーロッパ東部で、いかなる軍事活動も行わないことなどを求めています。

またアメリカに一方的に示した条約の草案では「軍の部隊や兵器を、自国の領内を除いて、相手国の安全保障上の脅威と認められる地域に展開することを控える」としています。

リャプコフ次官は会見で「近年、アメリカやNATOが行ってきた、情勢を緊迫化させる敵対的な行為は全く受け入れられず、極めて危険だ。もはや選択の余地はない」と強気の姿勢を示しました。

そのうえで「あすにでもアメリカと交渉する準備はできている」と述べ、アメリカ側に速やかに交渉に応じるよう迫りました。

ロシアのプーチン政権は、隣国のウクライナへのNATOの関与を安全保障上の脅威ととらえていて、欧米との決定的な対立は避けつつも、この地域でのアメリカの影響力を排除したい考えです。

アメリカ高官「いくつかの点は受け入れられない」
アメリカのバイデン政権の高官は17日記者団に対し、ロシア側から草案を受け取ったとしたうえで「いくつかの点は受け入れられない」と述べました。

ただ、具体的にどの点が受け入れられないのかは明らかにしませんでした。

一方で「そのほかの点は協議の用意がある。ヨーロッパの同盟国などと議論していくことになる」と述べ、NATO=北大西洋条約機構の加盟国と連携して対応する考えを強調しました。
NATO事務総長「決めるのはウクライナ」
ウクライナの加盟について、NATO=北大西洋条約機構のストルテンベルグ事務総長は16日にウクライナのゼレンスキー大統領と行った記者会見で「ウクライナが歩む道を決めるのは主権国家のウクライナであるし、ウクライナがNATOに加盟する準備が整ったかを決めるのはNATOの加盟国だ。われわれは今後も加盟国になるためのウクライナの努力を支援する。ロシアと対話する用意はあるが主権国家の権利で妥協することは決してない」と発言しています。

-----引用ここまで-----
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ウクライナ、NATOの事など。 [政治]

庶民として紛争早くやめてくれ、長期化せずに上手く収まってくれと思う一方、今回のことはまずNATOの問題じゃないか思う方は多いでしょう。

いろいろ調べていけば、この何年か米国務省が各国極右を暴力革命に扇動してきた証拠がいろいろと出ていますけども、ウクライナもその一つでクーデターで選挙で正当に選ばれた親露派大統領を追い出した。そして憲法にNATO加盟を目指すと入れさせる等。グルジア、ジョージアの場合も同じで、極右を仕掛けて大変な惨状でした。

この辺ショックドクトリンの延長にありますね。

プーチンさんはおいおいと思うでしょう。
モスクワまで700キロちょいしかない国境に、NATOに入られてミサイル並べられてもお前困るよ、勘弁してくれよと言うことでしょう、2度ほど協定が作られていて、東側は自治区にして中立地帯を作る話し合いが行われ、EU含めてわかりましたと。
当事者2国と、ドイツ、フランスで締結。メルケル、オランド両氏の頃です。

無視して極右を育ててけしかけ、西欧のエンティティに塗り直そうとし続ける。バイデンさん一家はウクライナ案件にとても深く関与、また稼いでいるともされるニュースがたくさん出ましたね。

東2国の自治権を侵すウクライナが外交主体だと、NATO加盟されてしまうんで2国の独立を承認し、何度やってもけしかけてくるのでキエフまで侵攻して、お前やめろと言う。
止めるなら停戦交渉のテーブルに乗りますよ。露側にするとこういう事でしょう。

EUはEUで、USがバックにいるウクライナにパイプラインをコントロールされると諸国困る。ドイツは原発やめたんで、特に困る。わざわざノルドストリーム2をロシアと作ったけども、これを使うなと徹底してUSが圧をかけ続けた。

メルケルさんは、嫌よ。あたし使うわよ、だった。
こう書くとかわいいけど(笑

バイデンさんもこれには困っていた訳です。
今、侵攻と共に、「ノルドストリーム2は使わない」とドイツ側が制裁としてやってるかのようなニュースが出ていますが、田中宇さんのサイトで読んで仰天なんですが、ウクライナ侵攻後、ウクライナ内のパイプラインで一気に供給量が増えて、EU側は一息ついているそうなんです。価格も爆上がりしたのち一旦下がったそうで。。。

何と言うことだろうか。

今多くの人が応援しているウクライナの抵抗勢力は、いわゆるネオナチだそうで、BBCもネオナチとニュースに記載して、今は世論の動き具合を見てさっと修正している。住宅地域から攻撃をするなどの民兵は手こずるでしょう。

ナチスの信条のカルト的な部分を色濃く受け継いでいるのかどうかわからないですけど、ソビエトとドイツは激しい戦争をしましたよね。ドイツ社会主義vsソビエト共産主義の戦いから、スターリン時代も経て、1000万単位で人が死んでいる。なので歴史的な反共の闘士という側面が強いのだろうと想像します。

ところで似た姿を最近見ていませんか?
そう。トランプ支持のミリシア。あっちは批判されてばかりですけどね。

もとい、ロシアとドイツが蜜月で、新パイプラインを妨害、現パイプラインのあるウクライナをNATO側に引き入れる為の工作を進めているのがUS、NATO加盟側のウクライナ民兵勢力はネオナチで、ロシアに抵抗すると逆に御本尊ドイツのクビが閉まる。

アローのジレンマですね。膠着しますよね。

子供的に素直な発想ですが冷戦時代のゲーム理論で作られたNATOを、現在の時勢に合わせ洗い替えると言うのが本質的に必要なことかなあと思います。

ここで、我々日本は、ウクライナをけしかけている側の傘の下ですから、流れて行く言説を見るにつけ、上に書いたようなことは常に見ざる言わざるな言説が流れて行く。もちろん聞か猿でもある。

どう考えたらいいでしょうね?究極的に、リベラルでない、リアリズムで生き残った国家は、皆悪いやつらだから基本消滅すればいい、とそう変わらない事を言っているような。ネトリベですか。

コミンテルン系の歴史を経て、悲惨で厳しい時代を経た大国2国、中露が、そう言う国ですね。ショックドクトリンにもソ連の項がありますが、いいようにやられた。平均寿命が一気に短くなるくらいに。それを何とか今の形に持ってきた訳ですね。

考えられうる現実的な落とし所に早く落ちればと思います。ただ実行支配を続けるだけとは思えないので、何かあるのだろうかとも想像しますが。
ドイツを抑え込むと言うのも、NATOの初期目的だったそうですが、メルケルさんいれば全体の流れは変わったんだろうか。

で、最後前回のポストにちょっと戻る。
連合王国.&英連邦ってすごいですよね。この間、ニュースに全く出てきませんが、遡ると、両陣営が生まれサポートしてきたのって何かとイギリスなわけです。ナチのドイツも。

いっそ、両者をイングランドに呼んで、女王陛下に何とかしてもらうのは如何か。

この辺で。


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今、United Kingdomという国を改めて見直してみる。 [政治]

一つ、書いて見たいことがありました。

特に新しい事実、知見の提示ではなく、日本にも過去、私の年齢でいえば祖父の世代以前にはにそういう視点を持った方はたくさんいただろうと思いますが、現代において、イギリス、United Kingdomを見直してみませんかという話です。

イギリスは王国で、頂点にイングランドの女王がいます。
日本人にとっての天皇制に持つイメージは、多くはご公務に勤しむ象徴の一族であるかと思いますが、その印象とはまるで違いそうだという事や、そんな今の日本の皇室も、国家間の役割にモナーキーの残滓が少しでもあるのではないか、そして、中国に関して、メインランドとグレーターチャイナという区分けは、多くの一般企業サラリーマンにとっても当たり前ですが、この”Greater”的な概念に関しては、王国と、直轄地、そしてイギリス連邦が本家で現在もそうである、という様な事です。

アメリカの国務省機関謹製とされるwikiの引用ですが、

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%81%AE%E8%AD%B0%E4%BC%9A

―引用ここから―

「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国議会(グレートブリテンおよびきたアイルランドれんごうおうこくぎかい、英語: Parliament of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)は、イギリスの立法府であり、本国及び海外領土の最高機関である[1]。それ自体が立法府優位を有しており、その結果、本国とその領土における他の全ての政治的機関を上回る最高権力を有する。その長はイギリスの君主(現在はエリザベス2世)であり、その座所はグレーター・ロンドンに位置するシティ・オブ・ウェストミンスターのウェストミンスター宮殿にある。王室属領についてはその権限は原則として及ばない。

議会は両院制で、上院(貴族院)と下院(庶民院)から構成されている[2]。君主は立法府の3つ目の構成要素を形成する(議会における女王)[3][4]。貴族院は2つの異なるタイプの議員を含んでいる。すなわち、英国国教会で最も上級の聖職貴族で構成される聖職上院議員 (Lords Spiritual) 、及び首相の助言に基づいて君主により任命される連合王国貴族と一代貴族とで構成される世俗上院議員 (Lords Temporal) である。[5]2009年10月に連合王国最高裁判所が創設される以前は、貴族院は常任上訴貴族を通して司法機能(英語版)を備えていた。

庶民院は、少なくとも5年ごとに行われる選挙に伴い、民主的に議員が選出される議院である[6]。両院はそれぞれ、ロンドンのウェストミンスター宮殿(議事堂)内にある、互いに離れた議院に置かれる。憲法上の慣習により、首相を含む全ての大臣(ministers)は、庶民院議員であるか、 – あまり一般的ではないが、貴族院議員であるか – であり、これらの大臣は、それにより立法府の各部門に対して説明責任がある。」

―引用ここまで―

これは戦前でなく現在の話で、是非ページの右側に掲載されている貴族院、庶民院の政党と議員数のチャートを見ていただきたいのですが、驚く方もいるかと思います。庶民(笑)院がまあ表の事象に対する政治としては実質的なんでしょうけども、さしづめ大日本帝国のノリです。尤も御本尊は英国ですが。

労働党は2nd勢力ですが、さすが資本論のお膝元、現存する社会主義インタナショナル所属の党です(インタナショナル本部もロンドンです)。日本の加盟は社民党。共産党は大戦期にソ連や共産中国成立の流れの中ですね。

もとい、それが女王陛下の下にある、様に見える。
God save the Queen(”ちょっと待てよ~”のセックスピストルズで知った口ですが)とする国教会の方々も現人神女王陛下の下に位置して議会に一定数いますが、上のインタナショナルさえ彼女の元の一派閥として包含しているような感じさえします。

連合王国の各国政党(ウエールズ、スコットランド、北アイルランド)は少しづつ、女王陛下の政党と別に王国の議会に入っている。凄いです。調べるまで知りませんでした。

王室属領はこの議会の管轄外だそうで、いわゆるTax heavenとして聞く地名が多い。帝国時代の日本の様に、女王陛下の枢密院があり、そちらの管轄でしょうか。
これらと別に、旧植民地はコモンウエルスとして英連邦を組み、54カ国、世界の国土面積の20パーセント、世界人口の3分の1近くを占める。女王が連邦の長で、議長は今はイギリス首相。カナダやオーストラリアにボリス氏が行った場合には2つの立場があるんですね。

ざっくりイギリス植民地出身国の”ほぼ国連”という感じなのかと思います。
香港は返還され、いろいろありそうなパキスタン、ルワンダ等が入っている。そうなのかい。。。という感じです。

日本に翻りますと、もうこれは、明治少し前に、ユーラシア西のデッドエンドのリアルな帝国が、東のデッドエンドの、公式外交以外は基本鎖国の将軍政府を、アジアの近代帝国に作り変えた、という事になるんだと思います。コピーですね。

当時、日本も共栄圏といいながら植民地を同じように広げ、天皇を国王と崇めるようにそれらの地域で強制していった訳ですが、その後ほどなくして調子に乗り戦争に負けて、元の小さい国家に戻った。ところが彼らは基本的にそのままで今日に至るということになる。
マジ!?と私などは思いますね。

日本帝国がイギリス他の小帝国的な植民地だった地域を自国の植民地化し負けた。で独立運動が起こって独立した国も、意外にも英連邦には入ったりしたパターンも多くある。

ここまで、イギリスをそんな風に見ていただろうか、いや見ていなかった、ということを書いてきました。勿論コモンウェルスのガバナンスが表裏でどれくらいなのかという事はありますけども、女王の下に集まってはいるわけです。

ここで、王室と対等以上の関係にあると言われる、ロンドン、シティの存在に言及したい。イングランド銀行を含む。一般的にウオール街と同じ様に語られるけども、橘玲さんのコラム等よむと、行政区としてのロンドンの市長等より、”シティ”のロードオブメイヤーの地位は高く、彼が会談を要請すると、女王も首相も、必ず数日以内に会いに行かなければいけないというオブリゲーションがあるそうです。詳しくは自分で調べておりませんが、これも現在の話です。

この狭いシティって1200年代、マグナカルタの頃からあったそうなんですよ。
ちなみにイングランド国教会が立ったのはヘンリー8世の頃(1509年から在位)です。それよりも古い。

国際金融がどうこうって話はここでは置きますが、その頃から継続してシティは凄い特権を持ちながら、今現在も大日本帝国みたいな、議会の関係ない王室管轄の属領Tax heavenや連邦マーケットをフル活用し、王国、コモンウエルス経営と一体になってビジネスを行っているわけです。

 少し脱線しますと、明治期に長州ファイブって留学生いたよな、と思って検索すると、ケンブリッジかと思ったらロンドン大という学校で、明治元年から32年前の設立で新設校だった。アヘン戦争(イギリスの)アフガン戦争の数年前です。

ところがオックスブリッジは、そこから遡ること700~600年以上前だそうで(笑)全く教育は違うのでしょう。そんな学生たちの中に出来上がるマインドセットは、きっと世界に冠たる大英帝国を我々が運営する、的な官吏マインドでしょうね。

ロンドン大学は、上の様なイベントで植民地地元官吏向けカレッジが、必要になって来て、設立されたんでしょうか。

女王陛下の枢密院だけで400名、また外交も日本の外交と違ってコモンウェルスの運営まで見ているわけですね。そこに所謂MI6があって、内務省にはMI5がある。でシティがある。上の方に行くほど閨閥があるとしても、広大な裾野を確保する人材確保、管理される側の人材確保は必須です。

さらに脱線すると、MI6といえば、ロンドンオリンピックで女王が、ダニエルクレイグとオープニングやってましたけど、天皇と、満鉄調査部スパイ映画のライセンストゥキルを持つヒーロー、といって見れば同じな訳で、これは本来、かなり悪い冗談、ビザールでござーるな感じではないでしょうか。

戻ります。

王室と、そこに貸し付ける銀行、徴税の構図、これは昔は陰謀論の棚にありつつも、最近では割と常識の一端になって来たようにも思いますが、イギリスはおそらく、現在進行形の、世界最大のそれである、と言って良いのではないかと思います。
国教会と王室、シティ。ここに、だれか他の操り勢力の隙間は、そう無いように思います。それが現状もワークしている。

他のエンティティとなると、アメリカがあります。
イングランドの国教会+現人女神のポジションに、”王の居ないリバティ、フリーダム”と建国の父が入っていそうに思います。Godはsave the Queenではなく、bless Americaと言う訳で、戦争の全ては、自由の為の作戦と言っても良い。

国務省主導で、フォーリンサービスがあり、裏にはこのWikiに関係しているとされるCIAがある。ペンタゴン側がNSAですね。シティは。。ウオール街の様にも思えるんですが、やはりアメリカにもある特別区、FRBのあるワシントンDCでしょうか。石油本位、決済通貨としての$でフリーダムコモンウエルスの上がりを得る。

ここで、前回の大統領選を考えると、共和国の基本となる選挙の正当性を毀損して、国務省のビューロクラットの国になっている。フリーダムは”PC”になって、がんじがらめの法制化を行い、相変わらず外国に対し自由作戦は続けている。

外から誰か仕掛けているかと言えば、庶民院的でない、深層国家的(DSですが)イギリスであったりするかもしれません。軍は少し違うポジションで、トランプに近い。

バチカンは、国教会、女王、フリーダムの様な、権威に当たる部分の世界のトップですが、もう少し古い時代にて、やはり宣教という形で広げた、カトリックコモンウエルスとして、世界最大だったのでは無いかと思います。

ロシアは代表的な王室があったけど、中国と同様コミュニズムに破壊された後、いまはプーチン氏というツァーリの代わりが居て、正教も復活。イスラムも仏教も同じ様に付き合う。やはりコモディティをベースにしている(ガスですね)。

そして中国は?ということになるかと思います。自由、宗教が無いまま、巨大になった国として、レジティマシー、権威に苦労しているのかもしれません。愛国を格段に煽ったりした時期もあり、また習氏を「核心」と位置付けてからは、どんどん偉人、皇帝的になっている気もします。ただ、官僚という意味でいえば、世界で一番最初に発達した国でもある。

日本は最初から書きましたが、英国の急造のコピーですね。
途中でアメリカに宗主国が変わっていき、敗戦でアメリカのコモンウエルスになった。ただ、明治期にイギリス王室風に変革された皇室は、曖昧なかたち、社会学的な意味では江戸期も”象徴”だったのでは無いかと思いますが、その様に法が変えられて、一方でサムライ、軍人がスパッと消えてしまった。

受験東大官僚が実質的な属国管理官だけど、”官僚の夏”的なエトスもあった。そしてそれもノーパンしゃぶしゃぶ以降消えたという事なのだろうか、と想像します。日銀はあるとして、イギリス時代から今のSMBC、そしてアメリカに変わった頃は、MUFJ、ということになるんでしょうか。

今は、我が国は、敗戦前に日本帝国のコモンウエルスで荒稼ぎした人々の2代目、3代目が、珍妙にも日本人からするとイミフなそこの国の宗教とべったり結びついて、特権的に稼ぎつつボロが大きく出始め、一方で魂の抜けた官僚の国ということになっているんだろうか、ああ、情けない。

そう思う一方で、各国それなりの権威を持ち、英国が今だに女王陛下の下にあるとすれば(シティとしても女王陛下の政府と一体です。)今だに欧州の王室と同じ目線で付き合える皇室の役割は、実は少し残っているのだろうか。逆にそうだとすると、ある意味戦前の様な守りがない訳で、相当色々な事があるだろうと。

終盤は愚昧な輩の妄想として、ご笑覧いただくとして、この様に、イギリス1国を掘り下げるだけで、かなり視点が俯瞰的になっていきます。

浮世の行く末を占うに、良い作業かと思います。

この辺で。

タグ:UK 女王陛下
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もう一方の大国中国の、4億人の中流層とその受け皿。 [政治]

アメリカが、歴史的な民主政体の本尊であることを書きましたが、トランプ応援者から殊更に嫌われ悪の帝国化扱いされることもある中国に関しても、ちょっと考えて書いておきたいと思いました。

中国の知見は私薄く、アメリカ程渡航していないので、勉強していかないと行けないんですが、その前提で実感ベースと、人口圧力の観点で書いて行きたい。

人口圧力が経済成長の基本という通り、中国、インド実際に凄まじい伸びですが、インドはやはり身分制度が非常に厳しい。これだけ世界のIT企業のトップがインド人になっても、国では前近代的な状況が固定されています。

比較すると、中国は良くも悪くも一旦リセットされていて、その後鄧小平が能力のある人から稼いでいきなさい、と言うもう一段変化しての今があります。アメリカの5倍くらいの人口の中国は、共産主義という割に、リセットからの経済活動の結果において、ものすごい格差が生まれた。でも、身分制度で社会階層移動がないインドと異なってダイナミックに入れ替わる。

とにかく、膨大な中流層人口が生まれている。4億人と言われます。
最近上級国民があぶり出され(笑)同調圧力が強烈な日本などより、むしろダイナミックではないか。

 中国の実相に触れていない人には分かりにくい話かもしれませんが、40代以下は、失われる前の時代を知らない今の日本の同世代より、むしろずっと萎縮していないし、清新かつ成熟している様に見え、皆多かれ少なかれ人生を楽しんでいる様に見える。

いい仕事を見つけ、やりがいも感じて、稼いで、美味しいもの、流行りの店で食べて、お洒落して青春があって、市民的なリベラルさ、明るさ、そして礼節も持ち、地味に伝統の息づく家庭的生活習慣などは日本以上に自然に残っていると感じる。
反日を煽られた江沢民時代と異なり、日常の自分たちの文化的アイデンティティも、落ち着いて探求している。

皆、自分の人生と自分が成すことに夢中で、そんな人は”国”やその上で隣国がどうとか思わないものです。常に周囲を気にする日本の様な小国でもなく、更にそうでしょう。その点でいうと、韓国だって気にしいではありますけど(笑)飲んで胸襟を開けば「まあ、反日の国って事になってるからさーハハー!どうだ美味いだろこれ!」てなもんですよ。

もとい、少し泥臭い大手町のビル街が、見渡す限り続いて行く様な北京の周辺を動き回って、多くの人と、人づてで飛び込み営業もして、まさに伸びゆくエネルギーに満ちた中過ごして、何日か経って日本に帰ってきた時に、少し前の時代のまま古いミニチュアジオラマに固定された様な日本の風景、矮小さ、活力の無さに、心底寂しい思いをしました。なんというか、ちょっとは綺麗ですけど、ちまちましたコンビニ弁当のトレーの様な印象。

また、大変に大きな中国企業とVC等を行った際、向こうにいる何十名のエンジニアが喧々諤々やりながら、こちらに質問してくるその熱、また非常に真剣で実直なwantsに、圧倒されつつ、戦後すぐの日本もこうだったのだろうと思いつつ、同胞を振り返るとやはり寂しい思いになりました。

欧米文化真似てちょこざいな事もやってみた的な日本の60年代、70年代の活力を持ち、80年代のバブルに向かう頃の明るさに満ちている、それを、今の時代の世界最先端の技術、ITツール、ビジネススキームを突き詰めながら行っている、そんな感じです。

隣に住んでたとしてもほとんど違和感がない、世界標準的なこうしたOrdinaly peopleが4億人、つまり人口の1/3に達しようという層がいて、「中共」一言で表す一枚岩であると考えること、圧政にビクビクしながら収容所的に生きていると考える事、また日本を占領するぞ、反日ー等と考える事。これは正しいだろうか?

恐らくは、フツフツと古の中共的な施策を打つたびに沸き起こる大きな不満のうねりを、ディストピア的監視システムで、ヒリヒリ感じ取っているのが今の中国共産党政府という事になるのではないでしょうか。

その政府筋も1枚岩でなく、いくつも別れている。この辺りは副島先生の著作を参照して欲しいのですが、そして随分前から著作で書かれている事ですが、別の民主的政党がいずれできるのではないかと。私も上の様な実感から見ても、いずれそういう人口の受け皿が必要になると思うのです。

アホみたいに言えば、共和国の共和党に加え民主党がある。共産国の共産党があって、ここまで素晴らしく民度が上がった資産をもつ中産階級には民主党的な受け皿が必要だと単純に思います。文革的なもの、天安門は最早できない、億人単位を収容するグアンタナモは作れない。

その時は、共産党は、コーポラティズムが必要な時に政権を担い、リバティ、フリーダムの国民の政治を整える時期には民主党、いやこの政党の位置は民主政体の弱者の党ではないから、冗談みたいですが、名前は自由民主党がいいかも。

中国に自由民主党を作ってよ。中国の皆さん!(笑

共産主義”国”って、反共の目の敵ですが、所謂どれもインタナショナルじゃない。
むしろ今のグローバリスト、DSがインタナショナルで、結局は各国がそれぞれの成り立ちに合わせ選択しちゃった共産主義をチューニングしている。北朝鮮も、キューバも。中国も毛沢東チューンされてますから、グローバルでなくローカルなもの。そこから日本的社会主義政策的に鄧小平チューンで大転換をして、今がある。

そして、前の全人代で、「習近平のイニシアチブが核心なのだー!」と李克強までが青筋立てて叫びまくり、これを独裁の印、毛沢東帰りと評された。

ひょっとすると、旧来の共産主義の枠組みから、習近平チューンの新しい主義にシフトしてもOKの権威づけではないか。逆にガバナンスを効かせ、かつ大転換を許される毛沢東並みの大きな存在とするためではないか。前段の産業政策をきっちりやって、国の基盤を完成させ、そこに至ると。。。違いますかね。まあ、個人の憶測です。

王制を廃止ししたのは共和制も共産国家も言ってみれば同じで、もっとも、日本がそれこそ”DS”のかませ犬として不幸にも中国のそれを介添してしまったわけです。
共産主義を悲しくも挟み、どうしようもなく悲惨な時期を経て、社会主義的政策を開始して国の基盤を作った。その次は、変形して大きな歪みを生んで来た民主制度の修正ではないでしょうか。

今、新大陸にて、欧州の歴史の頸木から逃れ共和制を作ったアメリカが、侵食され、一掃しようとしているのと逆のアプローチで、巨大な悲しい過去を少しづつ転換しながら、最後まで終えた時に、何事もなかったかの様にスパッと穏便な超大国にまとまって行くのかもしれません。

中国は日本を研究し尽くして、経済を発展させ、人々を豊かにした。
でも、羨ましくも日本と大きく違うところがあります。”覇権国に飼われた属国”ではない。ここは過去の歴史的にどうしようもない違いです。

しかし、世界を蹂躙し分断して管理する覇権国を目指すかと言えばそれはない様に思う。国に13億人いて、だだ広い国境沿いは、いつもきな臭くメンテナンスは大変です。無駄なストレッチはしない様に思います。

 現在、トランプ擁護の様々な優れた情報発信がほぼ反共筋の既存勢力ですが、「中共」を闇のラスボスに当て嵌める流れや荒唐無稽な短絡もあるので、そこはちょっと違うのでは、という事で書いてみました。

日本を称揚してくれる在日中国人、元中国人の発言者のメインキャストって、私も良く見るし実に正しい所がある。時代より先に進んだ結果、転じざるを得なかった人たちですから。ただ主には江沢民時代以前の方で、当時考えるとわかりつつも、今とても多く存在する、我々と生活意識を同じくする中間的な層がいることが、大きく違う様に思います。

過去、文革の嵐を過ぎてなお、一人っ子政策時代の頃も大変であったと思います。当時党から表彰された、産婆さんの深い後悔の記事を読んだことがある。今言われる”闇”と直結する部分でもある。

でもそこに決して戻ろうとはしないだろう、4億人の隣人となりうる中間層、この人口圧力がある今を念頭におくことは、これは大事ではないでしょうか。

この辺で。
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