SSブログ

普天間。 [政治]

普天間で、
少し、政界と違った場所で起こる、似た事を想起します。

この何年かで、実質外資化した企業が沢山あると思います。そう言う企業で起こっている事として、次の様な事がある。

外圧の環境の変化で経営が厳しくなり、外資が入って旧経営陣を一掃する。
そこで、外資ステークホルダーに取り入る人達が一気に飛び越えて、実験を掌握し、「国家の罠」風に言えば、ハイエク的環境下で、今までやった事も能力も無い、企業の存在理由、企業価値の源泉部分を代表する。で十中八九失敗してまた悪くなる。

理由は、人も法人も同じで、法人存立の元々の理由は、ローカルかつヘーゲル的な物だからです。そこで、ヘーゲル的な救世主が求められますが、ハイエク的な状況に置いて、旧来のスターもまた失敗します。それは、過去のヘーゲル的人間は、その環境で同じ様には存立できないからです。

ハイエク的なトップマネジメントの元では、前者の三下達がやはり生き残る。結構日本の今日この頃に散見される状況だと思います。

今回は、普天間に対する案件に関して、官僚と政務官二人まで、アメリカ側に抑えられている。北沢という人はあまり知りません。三下で言えばリーダー格は、少し軸を外された前原ですが、彼が岡田をナイの所に引っ張って行っている。
外務省は歴史的にほぼアメリカに抑えられている中で、外務大臣がそうなっている。これに反すると、非合法な攻撃も検察やマスメディアによって仕掛けられる。

米国は最大の覇権国で、自国の利益の為の方便ではあるんですが、最大の派遣国家が最も有利な、ハイエク的方便で対外に臨みます。ただ、覇権が揺らぐとそれを取ると危険になる。今そう言う方向に傾いてはいるけどまだまだドル崩壊までは行ける。
鳩山が友愛というのは、腰入ってないな、夢想だ、お坊ちゃんだなと言う感はあっても、結構外交軸としては対極を提示していた。

ヘーゲル的に外されて来たのが、佐藤優であったり宗男さんであったり、今外務省を刺している東郷さんであったりと言う事になる。防衛畑は私判りませんが、軍の装備さえ、アメリカに聞かないと使えない状況で、完全に切り落とされてしまう人は外見的には田母神さんだったりするんでしょうか。
実際、核配備や、独自の系統を守る為、もっとどす黒い世界が展開されているのだと思います。彼らはヘーゲル的な物を生かす場所自体が狭められているから、一般人には狂信右翼のような物になる。

鳩山が沖縄に申し訳ないと言っている意味。
それは、アメリカの秩序の中に組み入れられている官僚と7奉行、閣僚、抑えようにも出来なかった、というお詫びでしょう。
アメリカとのトップ同士の話し合いはあったけども、実際オバマは、クリントン陣営にやられて青息吐息の状態。外交で利益相反行為と見られる行為も見返りがないとそうそう出来ない。

首相が政権と官僚組織を抑えられなかったという発言を行う事は難しい。責任問題となる。この政権交代自体、それらを正道に戻すという意味があったのだから、ある意味正しいのですが、加えて過程の中ではアメリカ側に不利な報道をマスメディアはしない様抑えられている。

宗主国に対して無手勝の状況の中、ただ全カードをさらけ出して回り、可能性を示して回っていたけど、政務官と大臣クラス全部にアメリカ側につかれればどうしようも無い。文字通りブレーンがいたって手足が無い。
ただ、もう一枚くらい見越してるのでは無いかと見ています。派手さは無いけど、全て落ちる所に落ちる様にする展開を。それが本丸、絶対に移設出来ない嘉手納に影響する沖縄全土の基地反対運動というのは乱暴過ぎますが。

今ようやく、政権になったなという感じがしてます。初めて移設を堂々と唱えることに成功しましたが、夢のような事は現実には無い。ガッツリ直面したという感じでしょうか。ここに至らない政権は、一つとして本物ではないとも言えるでしょう。
働いている人の企業等に対する観点から見ると、普通の混沌、等身大の自分たちの状態、そんな風に見えます。

後は「人々」が、どう見るかですなあ。こういう意見を言うと、大抵リアリストとか言われる。そういう時、では他にどんな方法があるんだろうと思うのですが。
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。