SSブログ

消費税、小沢新党の報道とレスポンスに思う事。 [政治]

ちょいと長いです。

消費税関連法案に反対した国民代表達が、政局としてメディア上話題となってます。すっかり目的語が薄まり「政局」の話題として「また小沢が」と毎度の流れ。

些末なトリビア的あれこれに報道は集中。一方で埋め草、梱包材ニュースばかりで肝心の税制の言及はロクに無い。

よく考えると、世の中の殆どのウソという物は、捏造文書とか、ありもしない話をするという思い切ったモノもありますが、多くは「言わない」事によって作られる。
ピンポイントの事実だけそのまま使い、縁起、主語、目的語を一部言わない、時系列の事象を一部抜く、決まってない事を前提として組み立てる、おおかたそんな所で成り立っています。

マスメディアは、べつに官僚礼賛でも、税金を払うべきだでも、バンバン社説やらメインキャスターやらに理由と共にストレートに言わせればいい。I don't buy itというだけの事。

実際は絶対にそのようにはメディアは言えない。
国民に主権なんか無いよと言うに等しいからです。我々の釣果が下がって認可元やスポンサから怒られる。結果、メディア人のやる事は2つとなる。

「しょうがないなー、ちゃんとやってよ!官僚の皆さん」と言うガス抜き、誘導。もっと重要なのが、ガチで官僚に反対した人をその事を言わない様にして、直接関係”しない”理由で徹底して叩く事。重要人物の痴漢や汚職冤罪の構図ですね。つまり、メディアは検察、特捜、鉄道警察とかの冤罪謀略チームと、同じ事をしている。


今回の言わない事を補足すれば、

●メディア総バッシングにも関わらず、
 国民の生活が第一で小沢民主党が政権交代を成した。

●それを潰すため、覇権国の後押しで、官僚、政権党内のクーデター要員、
 メディアで、先日法の下に結局無罪となった件で小沢氏を失脚させる。
 次に普天間問題で官僚がサボタージュして鳩山元首相を失脚させた。

●同じ党の看板掲げつつ、要職の面子を仙石氏主導で
 そっくり親官僚派に入れ替え、成り済まし政権はマニフェストを破棄。

●菅氏辞任寸前で彼らにとっては天佑か震災が起こり、その後昔から
 官僚トップ勝氏の忠実な弟子と言われる野田首相を据え、
 ナリスマシに抑えられた民主党は、当然官僚公務員改革もせず、
 景気低迷震災復興の最中、デフレ中の消費税増税を推進。

●消費税増税は景気をさらに低迷させ、税収はさらに下がり、
 かつ景気悪化でさらに社会保障費は増大。つまり主権者、国民にとって
 単なる改悪。
 財務省が官僚公務員の生活の為に、金づるを法制化したいというだけの事。
 当然小沢氏は、筋を変える事無く反対票を投じた。

という事です。

なので、

「造反」という筋で語る事、
「政局」と語る事、
小沢氏が「またやった」と語る事、
マニフェスト破棄について「民主党」がダメだと語る事、
社会保障費と消費税が抱き合わせにされる理由を”問わない”事、
社会保障費の増大だけにストレスを置いた番組を作る事、
IMFに差し出す金と生活保護を同じ税金と言わない事、
等々、

どれもが、事実を「使って」、少しづつ何かを言わない事によって主体をすり替える意図的な詐欺です。そして「一体」改革という言葉の意味をちょっと考えれば、以下の様になります。

官僚、公務員に連なるマスメディア含む我々は、お前等国民の上の立場だ(笑

だから、
おれらの給与、特権、年金の保持と、天下り先創出の確保、今までのコストを先に守るのが当然だ

だから、
年貢が減ったのに国民にやる分はねえよ。社会保障がいるならその分お前等自身で払えや、だから野田、「抱き合わせ」やれやな。

野田首相:ハイッ!勝さん!「税と社会保障の一体改革」に政治生命をかけます!

我々には公務を遂行する分税金を払ってやる義務はあるけど、これは無い(笑
マスメディアは、どうしようも無いから最後のとこだけ報道したり、社会保障費の増大のニュースばかり流す。

 こういう手練手管はある訳ですが、もう一つ、我々しみじみと深く洗脳されちゃってる事がありますね。今日はそれ書いて終わりにしようと思います。

下手すると私が生まれる前から、日本マスメディア人の教育の基礎となっている事だと思うのですが、政治とそれに関連する事を、良く無いもの、精々必要悪、マイナス、否定的な印象とし続けるという事です。

「政治」は汚く、欲深な、代議士の勢力争いと国民に刷り込む。みのさんがエキスパートですが、唾さえ吐きかねないような顔でいう事が「政治家」であり「政局」、「政治とカネ(カタカナ)」です。みのさん自身は自分の本業の営業で、泥臭く接待したりしてる訳で実感こもってるのかもしれませんが。

その汚い政治のイコンとされているのが昔角栄、今小沢氏ですね。

これでやられて、頭が勝手に反応してしまうのか、知的市民の顔をしつつ消費税や原発の話をしつつ、小沢氏は否定するという人が結構居ます。

皆さんの周囲にも多いのでは?
これはちょっと、日本独特の奇形的思考ではないかと思う。
国民としては、選んだ政治代表に法案等してもらうか、反対してもらう以外の方法は、只の一つもない。

政治が唯一の手段。まったくそれしかないのです。それを否定して、かつ「もの申そう」とする不思議な人が結構居る。

自分が政治家を通さないで政府に物が言えるひとかどの人であるかのような錯覚でも起こしているのでしょうか?政治家が=政府だと思ってあたしも官僚の皆さんといっしょよ、ステキな官僚の夏、と思ってるのでしょうか?

とにかく妙ちきりんな行動です。

小沢氏が居なければ、
一切責任を取らなくて良い、何事も幾ら使うか自分で決められる官僚と、
それを黙って払わされ何も反論も出来ない意義を唱える方法も奪われた我々、
この2者しか居ない。

誰も我々の意見を代表してくれる人等いないのです。正直デモ等参加すればそれでいいと思う人にもそれを感じる所があります。一揆やったらなんか聞いてくれるやろみたいな。

我々の唯一の手段を否定する様に、陰に陽に我々教育されてきた訳ですね。そう口にする事が、見識あるオトナのように常識化している。

昼の対して政治色もない全国ネットのDJも、やめりゃいいのにそういう事をちょっとマクラで語ってみるような事をする。ロックしか聞かなければいけないのが難ですが、Inter-FMのロン・ポール支持とはっきり言うアメリカ人のDaveのショーを聞いていた方が遥かにいい。

残念ながら知人にも居ますが、そう言う人に限って、所謂「品格」というか、そう言う物がある様にに見られたい欲望を持ってる。それで唯一の可能な方法を放棄してしまう、そんな人がとても多い。

だいたい、逆説的に、生き残らない人は政治家たる役割も果たせない訳で、負ける直裁な人を愛でて、どうしたいんでしょうか。判官贔屓もたいがいに。

ホントに何時も不思議でしょうがない事の一つです。

(後半少し直しました。どうも夜書くとダメスね。)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。