官僚、メディア、我々。恒常性について考える。 [日記]
このところ、印象が強く衝撃的＆キャッチーなニュースが目白押し。
ゴシップ、猟奇、大事件のおまけ、スポーツ、感情を揺らし、カタルシスを満たすだけで実質意味が無いニュースが、消費税や再稼動やらの上を埋めてゆく。
造反とか、再稼働前提での懸念みたいなのはさわさわ明滅するんですが。
こういう度に、この腐れメディアがーっと書いて、それはそれで普段そんな事考えない人が読んで、へえと思えばまあよいかと思いつつ、総体として重要なニュースをマスキングしてる事は確実なんですが、現実吠えてもなかなか変わる訳ではない。
中の人、官僚公務員やメディアの人のマインドとしては、皆が皆、血税の色の赤いワインが注がれたグラスを掲げて、民草め、菊池尚子の意外な女子顔につられおって。フッハハハー！なんてやってる訳では、まあ、無い（笑
そういう家畜のいきものがかり的マインドの人も少しいるとしても、大半の中の人は日常性に基づいてこういった仕組みを回している。
紙面や番組の編成の重み付けは、大体大メニューとルールが決まってシステマティックになっているのでしょう。言ってみれば店の棚、ポータルの配置。所謂「デスク」という人種は、その監督をしているんですかね。
まともな税議論など読者は読まないというのも手伝って、大ネタが各カテゴリで出るならば、紙面や順位は自動で変わる。大半の人はby the bookでやっている。
ニュースソースも、当人としては偏って拾ってる訳でも無いのだと思います。ソースの大半は、政治から社会、芸能ゴシップまで、上から下までズズイとほぼ記者クラブ的構造。
そういうリレーションを使ったプロモーションの場がメディアですから、呼ばれて拾ってだけで日々埋まるんでしょう。自然と大事なニュースを押し流して行く事になる。
メディアの人からすれば、徹夜で仕事をし、ソースと旨くも無い酒も付き合いで飲んで、かつデスクや編成ルールの下で、流れ業務以外のラインで番組や紙面を作る隙間なんて無い。逆に、それが 仕事なのにマスゴミマスゴミと。いったいなにがどうして悪いのかと。
拾えるニュースは全部拾ってるよ！と、税や再稼働反対のニュースがないだけだよ！と言う人も恐らく沢山いそう。一方で我々は実感とメディア露出があまりに異なるので、マスゴミガアーッ！となる。
100回くらい書いてますが、客はスポンサーであったり、助成してくれる政府だったりする訳で、読者、視聴者は良い反応を得たかどうかのバロメーターであって客ではない。
果たして昔、厳密な意味でホントにあったのかどうか最近疑わしく思ってますが、大手で自らの調査報道が生き残る場所ってのは無い訳ですね。タブロイド、左翼紙、週刊誌が限界。
実際はwebとA５くらいの単行本しか無い。なおかつ他の事情に左右されない自由な発言が出来てそれで食える人となると、もう殆ど居ない。
全てが、こんな当たり前の日常性の中に進んでいると思うのです。
なかなか変わりにくい。
その上の存在ですが、一番奥底で動かしているのはやっぱり官だと言う事にはなります。
なぜならニュースリリースの日程にすべからく絡む。芸能と警察と官僚政治家が妙に近いのは汚職、金、エロやらのゴシップで良くご存知でしょうけども、松下政経塾というノンポリで対応する政治家用タレント養成事務所がありますがおいといて（笑）、芸能も基本はメディアで扱う管理されたネタ元の一つと考えると、同じ場所を使うユーザ同士で、この一見不自然なくらいのつながりもまた納得がいく部分があります。
それぞれの持ち物を融通しあう。力を持つ人は力、金の人は金、枕持ってる人は枕（笑
これも、フハハハ！でなく彼らのホメオスタシスを前提とした日常性の中で進んでいる事なのです。
相互で気を利かせ、ニュース特盛りのX-dayが出来る。政治的なものであれなんであれ、大ネタがあって関心が高まっている時は、逆に別カテゴリのニュースも注目されるチャンス。
ビューを引っ張るネタがあるときは、総PVが増え他の物も見られる訳で、これを見逃すネタ元は無い。監視カメラに写ったのを解析して、断定して会見に出すまでの時間考えれば、以下略。あうんの呼吸で国営放送で予習の特集まで（笑
これらの恒常性、通常モードのうちに進むバッドスパイラルというのは、実は一般企業内で、もっと大きい範囲を箱庭の様に見る事が出来ます。
規模が大きくなればなるほど、バジェットに、いやバジェット管理する人の元に皆戦略スタッフとして固まる官僚と同じコストの人が増える。
商売のネタを考え実ビジネスにするというよりも、ビジネス組織の陳情の公聴会を開き、コンサル等の肝いりで決められた「アジェンダ」とされている上位下達の新ネタ担当をどうもぎ取ってプロジェクトを作って逃げ先を一杯作るかにに勤しむ。これはつまり天下りです。
そうすると、本来規模と利益を取らなければいけない重要テーマから、リソースがさっ引かれて、実現性の薄い絵餅が並んだ、実質価値の無い総花的なふくらし粉戦略となって、パブに露出する。イノベーティブな企業の象徴だったのに、ころころ変わるネタばっかりあってうまく行かず、調子悪い大企業とかありますよね。
メイン事業をリストラして、残り予算と会社の資産を食いつぶすのと、国民削って税が減って増税し最後まで取り合うのはそう違う話しではない。
官僚も追い出せない様に、連中を会社から追い出せないんですよ。アジェンダと予算を回す権限を一方的に握ってるので。そのアジェンダは、ゲーム理論的に計算しきったグローバルなコンサル企業により、株主、企業価値的な尺度でがんじがらめにされている。
スタッフにかじりつく連中は、もともと自己実現ばかりで事業意思等ないし、そこから外れて動く事も出来ない。高給貰ってエグゼクティブポジションの融通し合いのサークルでやってくだけです。純粋コストの官僚以下も同じ事。
そして一方で、生活保護ではないですが、開き直る問題のある社員ばかりを残して行かなければ行けなくなる。下手な事をするとコンプライアンス的に引っかかる訳ですね。事業を粉飾しつつ食いつぶしても、そっちの方がもともと事業意志のないホメオスタシスだけのスタッフ連中は怖いわけです。能力を別に主張で要職に据えてしまったりして、それらを味方に勢力ともする。
なんも変わらない。
ただ、企業は沢山あって、潰れればいいけど、国はちょっとそうは行かないという事です。
もとい「アジェンダ」周りってのはこう見ると重要です。この事業と乖離したアジェンダが、官僚なりメディアなりの恒常性、日常性を発揮するお墨付きとなる。
自国のアジェンダはベースは官僚が作る。田中角栄のような国民政治家が引っ張ればそれは素晴らしいですが、今、政権交代して小沢さん引っ張ってガチンコであたれば、まさに官僚の恒常性の白血球、つまり検察が働いて、無罪なのに何年も有罪扱いをされてやられちゃう。
そんな恒常性が強く、頭良く、一方意思は薄い受験階級の人々ですからネタ元が要る。日本の学者は政治経済は弱い。そこでコンサルの役割は、事業主体者＝政治家を外して直接覇権パワーの僕となっている彼らに対して、アメリカや、経済的なグローバリスト達が担う。
主義に応じてそうした人々のいくつかの著名な大きな集まりがあって、そこで各々気鋭の研究者、学者を束ねて未来予想図決定版、まさにワールドアジェンダを作っています。それに準じた物にするように、育てられたり怒られたりして作ってるという事になるのかなと思います。
通常性、恒常性は、抵抗しても戻るだけでなかなか崩し難い。とはいえ全部抹殺と言う事もありえない。でも、会社で言えば傾いて、無能だな、あの戦略クソだったなとハッキリするスレッショルドがいずれ来る訳です。同時にコンサルにとっても美味しく無くなる瞬間に初めて「アジェンダ」が無意味化する。刷新が可能になるのはそういうタイミング。
経営でなく事業を良く知っている、知性と剛直な意思のある人物、国であれば経済でなく産業を知っている人でしょうね。今見回してもどこにもそんな人材一人もいないよなあ。
そのムッソリーニなファッシズムでなくハシズムと言われ、産業でなく、検察と裏表の仕事をしていた芸能タレントさんが大阪を湧かせています。
中田安彦さんによれば、彼はまさに随分前にダボスとかで首実検された（！）、ワールドアジェンダ側で用意された人材だそうで、コンサル側というのはその時点まで見越して準備してるのだなと全く恐れ入ります。竹中氏とか小泉氏の延長なんですね。
当然その方にお任せするのはちょっと。。という事になるでしょうが、他に誰も見えなければ、そこに集まる人もいる。
これは要は、なんでもその名詞に結びつけるつもりは無いんですが、ショックドクトリンの一つという所になるでしょう。
とにかく、この目的無き、紐帯の理由の不明な強い恒常性、条件を無視して増殖する頭無き細胞の過剰増殖、そんな姿は、なんとなく日本に激しく強い特徴の様な気がしております。
所謂「陰謀」的に捉えられる事というのは、違う恒常性の集団間で相手を見ると思える事で、夫々はごく普通の日常性の中で、執り行っていると。そしてそれを、外部から利用される。
そんな感じでしょうか。
この辺で。
ゴシップ、猟奇、大事件のおまけ、スポーツ、感情を揺らし、カタルシスを満たすだけで実質意味が無いニュースが、消費税や再稼動やらの上を埋めてゆく。
造反とか、再稼働前提での懸念みたいなのはさわさわ明滅するんですが。
こういう度に、この腐れメディアがーっと書いて、それはそれで普段そんな事考えない人が読んで、へえと思えばまあよいかと思いつつ、総体として重要なニュースをマスキングしてる事は確実なんですが、現実吠えてもなかなか変わる訳ではない。
中の人、官僚公務員やメディアの人のマインドとしては、皆が皆、血税の色の赤いワインが注がれたグラスを掲げて、民草め、菊池尚子の意外な女子顔につられおって。フッハハハー！なんてやってる訳では、まあ、無い（笑
そういう家畜のいきものがかり的マインドの人も少しいるとしても、大半の中の人は日常性に基づいてこういった仕組みを回している。
紙面や番組の編成の重み付けは、大体大メニューとルールが決まってシステマティックになっているのでしょう。言ってみれば店の棚、ポータルの配置。所謂「デスク」という人種は、その監督をしているんですかね。
まともな税議論など読者は読まないというのも手伝って、大ネタが各カテゴリで出るならば、紙面や順位は自動で変わる。大半の人はby the bookでやっている。
ニュースソースも、当人としては偏って拾ってる訳でも無いのだと思います。ソースの大半は、政治から社会、芸能ゴシップまで、上から下までズズイとほぼ記者クラブ的構造。
そういうリレーションを使ったプロモーションの場がメディアですから、呼ばれて拾ってだけで日々埋まるんでしょう。自然と大事なニュースを押し流して行く事になる。
メディアの人からすれば、徹夜で仕事をし、ソースと旨くも無い酒も付き合いで飲んで、かつデスクや編成ルールの下で、流れ業務以外のラインで番組や紙面を作る隙間なんて無い。逆に、それが 仕事なのにマスゴミマスゴミと。いったいなにがどうして悪いのかと。
拾えるニュースは全部拾ってるよ！と、税や再稼働反対のニュースがないだけだよ！と言う人も恐らく沢山いそう。一方で我々は実感とメディア露出があまりに異なるので、マスゴミガアーッ！となる。
100回くらい書いてますが、客はスポンサーであったり、助成してくれる政府だったりする訳で、読者、視聴者は良い反応を得たかどうかのバロメーターであって客ではない。
果たして昔、厳密な意味でホントにあったのかどうか最近疑わしく思ってますが、大手で自らの調査報道が生き残る場所ってのは無い訳ですね。タブロイド、左翼紙、週刊誌が限界。
実際はwebとA５くらいの単行本しか無い。なおかつ他の事情に左右されない自由な発言が出来てそれで食える人となると、もう殆ど居ない。
全てが、こんな当たり前の日常性の中に進んでいると思うのです。
なかなか変わりにくい。
その上の存在ですが、一番奥底で動かしているのはやっぱり官だと言う事にはなります。
なぜならニュースリリースの日程にすべからく絡む。芸能と警察と官僚政治家が妙に近いのは汚職、金、エロやらのゴシップで良くご存知でしょうけども、松下政経塾というノンポリで対応する政治家用タレント養成事務所がありますがおいといて（笑）、芸能も基本はメディアで扱う管理されたネタ元の一つと考えると、同じ場所を使うユーザ同士で、この一見不自然なくらいのつながりもまた納得がいく部分があります。
それぞれの持ち物を融通しあう。力を持つ人は力、金の人は金、枕持ってる人は枕（笑
これも、フハハハ！でなく彼らのホメオスタシスを前提とした日常性の中で進んでいる事なのです。
相互で気を利かせ、ニュース特盛りのX-dayが出来る。政治的なものであれなんであれ、大ネタがあって関心が高まっている時は、逆に別カテゴリのニュースも注目されるチャンス。
ビューを引っ張るネタがあるときは、総PVが増え他の物も見られる訳で、これを見逃すネタ元は無い。監視カメラに写ったのを解析して、断定して会見に出すまでの時間考えれば、以下略。あうんの呼吸で国営放送で予習の特集まで（笑
これらの恒常性、通常モードのうちに進むバッドスパイラルというのは、実は一般企業内で、もっと大きい範囲を箱庭の様に見る事が出来ます。
規模が大きくなればなるほど、バジェットに、いやバジェット管理する人の元に皆戦略スタッフとして固まる官僚と同じコストの人が増える。
商売のネタを考え実ビジネスにするというよりも、ビジネス組織の陳情の公聴会を開き、コンサル等の肝いりで決められた「アジェンダ」とされている上位下達の新ネタ担当をどうもぎ取ってプロジェクトを作って逃げ先を一杯作るかにに勤しむ。これはつまり天下りです。
そうすると、本来規模と利益を取らなければいけない重要テーマから、リソースがさっ引かれて、実現性の薄い絵餅が並んだ、実質価値の無い総花的なふくらし粉戦略となって、パブに露出する。イノベーティブな企業の象徴だったのに、ころころ変わるネタばっかりあってうまく行かず、調子悪い大企業とかありますよね。
メイン事業をリストラして、残り予算と会社の資産を食いつぶすのと、国民削って税が減って増税し最後まで取り合うのはそう違う話しではない。
官僚も追い出せない様に、連中を会社から追い出せないんですよ。アジェンダと予算を回す権限を一方的に握ってるので。そのアジェンダは、ゲーム理論的に計算しきったグローバルなコンサル企業により、株主、企業価値的な尺度でがんじがらめにされている。
スタッフにかじりつく連中は、もともと自己実現ばかりで事業意思等ないし、そこから外れて動く事も出来ない。高給貰ってエグゼクティブポジションの融通し合いのサークルでやってくだけです。純粋コストの官僚以下も同じ事。
そして一方で、生活保護ではないですが、開き直る問題のある社員ばかりを残して行かなければ行けなくなる。下手な事をするとコンプライアンス的に引っかかる訳ですね。事業を粉飾しつつ食いつぶしても、そっちの方がもともと事業意志のないホメオスタシスだけのスタッフ連中は怖いわけです。能力を別に主張で要職に据えてしまったりして、それらを味方に勢力ともする。
なんも変わらない。
ただ、企業は沢山あって、潰れればいいけど、国はちょっとそうは行かないという事です。
もとい「アジェンダ」周りってのはこう見ると重要です。この事業と乖離したアジェンダが、官僚なりメディアなりの恒常性、日常性を発揮するお墨付きとなる。
自国のアジェンダはベースは官僚が作る。田中角栄のような国民政治家が引っ張ればそれは素晴らしいですが、今、政権交代して小沢さん引っ張ってガチンコであたれば、まさに官僚の恒常性の白血球、つまり検察が働いて、無罪なのに何年も有罪扱いをされてやられちゃう。
そんな恒常性が強く、頭良く、一方意思は薄い受験階級の人々ですからネタ元が要る。日本の学者は政治経済は弱い。そこでコンサルの役割は、事業主体者＝政治家を外して直接覇権パワーの僕となっている彼らに対して、アメリカや、経済的なグローバリスト達が担う。
主義に応じてそうした人々のいくつかの著名な大きな集まりがあって、そこで各々気鋭の研究者、学者を束ねて未来予想図決定版、まさにワールドアジェンダを作っています。それに準じた物にするように、育てられたり怒られたりして作ってるという事になるのかなと思います。
通常性、恒常性は、抵抗しても戻るだけでなかなか崩し難い。とはいえ全部抹殺と言う事もありえない。でも、会社で言えば傾いて、無能だな、あの戦略クソだったなとハッキリするスレッショルドがいずれ来る訳です。同時にコンサルにとっても美味しく無くなる瞬間に初めて「アジェンダ」が無意味化する。刷新が可能になるのはそういうタイミング。
経営でなく事業を良く知っている、知性と剛直な意思のある人物、国であれば経済でなく産業を知っている人でしょうね。今見回してもどこにもそんな人材一人もいないよなあ。
そのムッソリーニなファッシズムでなくハシズムと言われ、産業でなく、検察と裏表の仕事をしていた芸能タレントさんが大阪を湧かせています。
中田安彦さんによれば、彼はまさに随分前にダボスとかで首実検された（！）、ワールドアジェンダ側で用意された人材だそうで、コンサル側というのはその時点まで見越して準備してるのだなと全く恐れ入ります。竹中氏とか小泉氏の延長なんですね。
当然その方にお任せするのはちょっと。。という事になるでしょうが、他に誰も見えなければ、そこに集まる人もいる。
これは要は、なんでもその名詞に結びつけるつもりは無いんですが、ショックドクトリンの一つという所になるでしょう。
とにかく、この目的無き、紐帯の理由の不明な強い恒常性、条件を無視して増殖する頭無き細胞の過剰増殖、そんな姿は、なんとなく日本に激しく強い特徴の様な気がしております。
所謂「陰謀」的に捉えられる事というのは、違う恒常性の集団間で相手を見ると思える事で、夫々はごく普通の日常性の中で、執り行っていると。そしてそれを、外部から利用される。
そんな感じでしょうか。
この辺で。
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