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命がけの一票 [選挙]

今日はホントに投票所にいる人が多かった。
生まれて初めて記入待ちで並びました。

今、見ながら、2005年の時の絶望を思い返して、ちょっとほろっと来ながらみています。むかしの日記を読み返す。

「で、選挙に言ったらいつもより人が多い。若い家族が特に。
「おお、中々変わったなあと思って」結果あけて見ると、
これらの人はわざわざ皆小泉に入れにいったという事になる。 」

あの時、郵政に対してみなアホか!と言うだろうと思っていたら、真逆だった。
楽しそうに嬉々としてカイカクに入れていた。
その事に当時絶望に近いショックを受けました。それから4年。いろいろ書いて来ました。

漸く変わった。戦後最大、最重要の選挙なのに、今回はマスコミもロクに選挙報道しなかったけど今回、地方の爺さん婆さんから反旗翻した。
結果比例代表の候補者が足りなくなってしまったくらい。

100円の大降りの鯵を塩焼きにしながら、当選報道を見る。
まあ尾頭付きってことで(笑

国民新党の亀井さんは負けてしまった。残念。
変な仕掛けをモノともせず城内さんは大勝!やったね。ITホステス真鍋も終わり。
中川昭一はダメだった。うまくへたれて少しマトモな首相だった福田は、本当に似合わないドブ板を初めてやって、そのみっともなさか(笑)なんとか僅差で逃げ切った。
小林興起復活!
田中康夫と青木愛で公明の超大物を食った!ホントにこのへん組んだ小沢は凄い。保坂惜しかったなあ。
聡明な江端も小池を蹴散らした。と思ったら比例でゾンビ復活。アイドル田中にやられた森も、息子のピーチジョン押尾かわして逃げておいて比例復活(笑)しかし自民は大分変な際物や2世ばっかり残った。残らない人の方がマトモなのではないか。

鳩山の会見も地に足のついた落ち着いた良い物だった。

 今日、家の前の小学校で投票を済ませてから、実家に用事でクルマで行って、帰ろうとすると、3軒先の家の前、老人が電柱に寄りかかり動かない。

その50くらいの娘さんだと思うんだけどおろおろして、周辺の家のインタフォンを押そうか押すまいか悩んでいる。

あさって、白内障の手術を控えたお袋が走る。
この人は速攻。誇らしく速い(笑

聞くと、タクシーを呼びたいと。老人は鑞の様に真っ青で、救急車を呼んだ方がいいのではないかと聞くと、いえ、家に行ければという。

娘さんの顔とご老人の様子を見て静かに了解する。
おそらくは、簡単にどうこうしようのない、大変に重い病気を患っていらっしゃる。

オヤジが目配せし、俺はラパン号を回す。泣きそうに恐縮しまくる娘さんとご老人をラパン号の後部座席にゆっくり座らせる。
お宅の住所を伺ってクルマで送りながら娘さんに話を聞くと、

「選挙にいくと行って、帰り気分が悪くなってしまって。。。」

この体を引きずって、選挙に。

お宅の前に送る。
苦労しながら、病に襲われても、その人品骨柄の良いご老人は、傘を杖代わりに漸く立ち上がり、一拍置いてなんとか言う。
「すいません。たすかりました。有り難うございます」と。

こちらも「いえいえ、なんでもないです。お大事にされてください」と。
ホントにそう思う。

クルマで送るなんて、
自転車で遠くに出て、パンクして途方に暮れていたら、送ってくれるどころか電車賃までくれた土木のオヤジ。
アメリカで盗難にあって、カード再発行してくれるど田舎の70位の老夫婦がやっている両替商の所まで、いろいろ探して、ぐるぐる回って決して金をとろうとしなかった、ほんとにアフリカの血の濃い真っ黒な肌をした黒人のりりしい運転手。
自分が受けた様々な事と比べればホントに対した事はない。

横で娘さんとお袋が、お名前を、いや別にあのー等やっている。
実家までお袋を送り、待っていたオヤジと少し話して、デカイ自家栽培のゴーヤを2本貰って、下道でゆっくり帰る。
実家の選挙区には自民はいなかったけども。誰に入れようとしたのだろう。

政治家よ。こんな人もいる。

投票所に命がけでいく、一票の重みをわかってくれよ。
タグ:選挙
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