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官房機密費。 [政治]

まず毎度ながら、機密費もまた税金だと釘をさして置きたい。
問題となっているマスコミに対する機密費問題は、こども的に簡単に言えば、

官房が、
国民から吸い上げた税金を、
マスコミ業界の人や組織に、
現金や、接待、セクース等の形で提供し、

マスコミの方は見返りとして、
国民に大抵は反対される事を良い事へ、
大抵は賛成される事を悪い事へと、印象操作する。

という事ですね。

ん??
という事は、
我々が提供している税金を使って、
官房が我々を印象操作している。
我々は取られたお金で洗脳されると。

コイツは激しくマヌケだ(笑

あまりお目出度いままでは国も自分も滅びるので、糾弾しましょう。というベースラインは堅持しつつ、諸々考える。

官房機密費を貰った人々は、ホントに身を縮込ませて、必死で隠れている人もいれば、さっさと貰った事を言う人も居て面白い。貰った人、くれた人の状況でずいぶん意味合いが変わるからでしょうね。

外交機密費か、それが半分近く上納されていた官房機密費かどっちか忘れてしまったのですが、佐藤優氏が、官僚時代に貰った事実を早々に書きました。
官僚が、大事な外交案件でも官僚内部では反対されて予算を回してもらえない場合、都合してもらった活動費、という様なケースだったと記憶してます。

このカミングアウトは佐藤さんならではの含蓄があって、
政府内事情で予算がつかない重要案件に、当座の都合をつけるバッファとして、国益に必要なケースもあるという事実、これは税金としての使い道としては正しい。一方貰った連中で、何故受け取ったか将来的にも言えない人は、まさに人に言えない理由で受け取っているだろうと想像できてしまう。

この二つが同時に伝わるさすがの言論行動でした。

前者の方は、社会で対外的に活動しているならば分かる事ですね。良い条件を提示したり、接待、もちろん飲食から風俗まで。
環境が良くない中で、一人だけ土産出さずに国益を損じることはあってはならない。ある程度のしつらえは居る。

マスコミとなると、へんな話、まだ逆方向だったらいいんです。
官への贈賄、官の収賄はもちろんいけないとは言え、マスコミが官を風俗接待してネタ抜くなら、それは方向性としては分かる(笑)

でも、マスコミが税金ベースの贈賄を受ける。しかも主権者向けの国内の提灯、ネガキャン、もみ消し依頼です。
つまり主人に黙っておけと、番頭が使い込みや、知られてはまずい事や、自分の利益の為に持って行きたい方に主人を騙す為に周りに賄賂を払う。貰った奴は同罪ですね。

 官僚の思惑にリニアな場合か政治主導か、積極的プロパガンダかスピンやもみ消しか、等パターンはあるでしょう。問題は鳩だろうが小泉だろうが、官房の状態です。国民にプラスかマイナスかと言う所は、受け取ったマスコミ人の罪の度合いを示すでしょうね。

実際の所、政治部長会議的な、マスメディアの経営巻き込むレベルからみりゃ不十分な訳です。金額が小さすぎる。その方針上での活動費として配る予算としてはあっても。
個人にしても、頭が洗脳されちゃったり、アメリカから直接金や余得が入るような連中は怪しい金なんて要らないわけですね。だから実際の所、大きな問題ではありますが、この機密費問題の追求では意外と大物はすり抜けると思う。

マスメディアが世論を押さえきれない場合は、多分、大悪不問で機密費なるものの授受という事だけに集中し、ある意味人間的な、欲を掻いたり、名声が欲しかったり、金に困ったり、性欲が強かったり、そして受け取らず干される事を恐れたり、といった欲としがらみで貰ってしまった中堅マスコミ人が、犠牲のヤギになって終わる気がします。

これは機密費無しでも、マスコミ業界のホメオスタシスで自分らがやるでしょう。

 世の中、夏休みに入る見事なタイミングで、NHKの解説委員の方が、特徴的な亡くなり方をされ、明日は大阪地裁で内閣総務官が、使途公開を巡っての証言に立つ。
その解説委員の方の局ではニュースに出ない。関係ないなら無いでいいけど。いくら何でも全く報じないのは失礼だろうと思う。

先日も、真っ黒の元首相の息子がキメキメでコンビニに突っ込んだと言われるニュースも出ず、ホントに滑稽だったのですが、渋谷と福岡(だったかな?)その事件の後の時間に共時性の様に起こった歩道や店に突っ込んだニュースを2本やっていたのに、この大ニュースはスカッとスルー。これはやはり酷い。

亡くなった方に鞭打つつもりでは有りませんが、サンプロと並び称される日曜討論で、前任者の山本さんから、翻って民主のたたきに入った方だそうで、今はその後任の方がやっていますが、彼はもっとその傾向が強い。このあたりは、昨年植草さんが、

2009年5月17日 (日)
偏向NHK「日曜討論」悪質なタイトルと映像

日本偏向放送協会の看板番組のひとつ、「日曜討論」に5月17日、民主党鳩山由紀夫新代表、自民党の河村建夫官房長官が出演した。

というエントリで書いている。機密費と無縁という訳にはいかないお立場だったでしょうが、亡くなられてしまった。

NHKでは一方極端な左翼的な番組も多いのは良く指摘される。
戦争番組等で、加害、被害を風化させない事は重要ですが、主客が妙な事になる。我々はひどい事をした、どうしたら良いのか、我々がひどい事をされた。「戦争」と言う物が悪いと。内省をナレーターが語って悲しいBGMで終わるような段取りになっている。
こうした歴史番組に、戦争心理と内省と主客がごた混ぜになった番組は沢山あり、一方そこに至る本当の原因や経緯を十分に描いた番組は無い。

小学校の頃に日教組系の教師から教わるのと似たようなこの独特の「史観」は、これはむしろ視聴者が歴史を反省する道筋を遮断して抑圧し、思考停止やアノミーや無関心を生む原因になってさえいると思います。結果、自傷的なマインドで生きたり、あるきっかけで抑圧がはじけて排外主義のどっちかに触れるような現状を作る原因にもなっている。

NHKは決して民放に出来ない非常に優れた番組を作る一方で、内部はきっと激しい対立や争いがあるのでしょう。それらの頂点としての解説委員がある訳ですから、まさに政治家みたいな物で、大変なのだと思います。

台風、今にしての理事長交代、円高その他で消えて行くニュースを逃さない様、注視したいです。

今日はこの辺で。

※(最後の段落が走り書きの状態でした。失礼しました。下書きアップのつもりで公開してしまったので修正しました。8/13)
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