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ウロボロスを脱却するヒント。 [日記]

ちょっと更新滞ってました。
やっぱり暮らしをなおざりにする訳にはいかないので、何事もそれが出来た上での話。

我が国の政策はダメな方向にどんどん進んで行きますが、国民主権の道をクーデターで潰されて、その後、官僚、メディア、アメリカ側として立った菅政権がこうなるのは、重々分かっていた事。

しかし、今にして、不満を口にする人々が周囲にぽろぽろ出てきました。

いい年齢の知人の中年男性が、今になって、中国の日本に対する国連の常任理事国入りの話であるとか、中国にも日本の外交にも文句を言う。金を一番出しているのはどこか、民主党はダメだ、政権交代という意味しか無かったとか。

年齢が上の方なので、少し柔らかく、
中国は小沢のときは推していたから、小沢潰された後、発言に気遣いいらんという事で舐めてるんでしょう、とか、外交がまともにできる小沢切ってクーデター起こした連中なので、民主どうこうの話でさえも最早ないのではとか、
控えめに返すのですが、そうすると感情のはけ口がなくなって赤くなっている。ほんとに思っている事を言ったら大変な事になりそうなので当然言いません。

なぜ未だに、こういう、主体なき、意味なき日本的カタルシスを求める人が多いのか。やはりGHQと司馬遼太郎なのか。鳥肌実の見事な芸を見てその意を深く汲む所はあなたには無いのか(笑

 小沢氏が仕掛けられてるときは、本気で怒っているのは私だけで、この人一流企業の中年さんですが、この人のみならず、知人の誰も、格段何も言わないでゴシップ的におもしろがっているか、またかよ的な反応になっている。
まさにメディアの「政治と金」的矮小化の狙い通りで、精々ちょっと何か読む人が、「まあ確かに、あれって、実はさ、小沢そんなに悪く無いよね、へへへと」位のもの。

当然、もっと理性的な、それこそ友人に官僚がいるような人達もいます。ネトウヨみたいにはならず、是々非々で語ろうとする。しかし、結果として反応は同じになる。これは自分にとっては非常に悩むところでした。

何故だろうと思って、本当によくよく考えました。なぜここまで頭が良くて、私のような浅知恵でなく、皆立派な学府を出て、論理的思考の継続が出来る強い頭を持った人間がそうなるのか。私と違うのか。

どうも、その是々非々の基準自体が異なるのです。
法律や、公権力、官僚という部分が、彼らの是々非々の一部に完全に組み込まれている。前提なんです。思考や論理性のプロセスが、それを前提としている。

だから、小沢自身が悪い事をしていないという事に対して、理解は示す物の、彼らにとっては是々非々を壊すという事になる。なので、ある一面からたまに私でも論破できる時等もある訳ですが、非常に嫌がったり、不機嫌になったりして思考停止する。もしくは、ナンセンスだと言われたりする。

何がナンセンスかと言うと、
是々非々、法がおかしいのだから、主権者が政治家を立てて、立法府に送り込んで法を修正すればいい。
国の歳入が、まるまる公務員給与と同額の状態で、足りない宗主国への献上金、福祉や必要なコスト分をさらに税制、社会保険の改悪で補おうとしている。
今は、施政の役についている官僚が、自分達の保身と欲得の為にこうして国を食いつぶす方向で、暴力装置も使ってそういう動きを停めている事になるから、そうした事の温床となる官僚、公務員の組織立ては解体すべきだろうと言う様な事です。

これをナンセンスだと言われると、返す言葉が無くなってしまう。

 昨日までに、後に続く主体の話まで書きかけていたのですが、先ほど副島先生の所を見ていたら、中田さんが見事な論を展開されていて、私の脳卒中の様な頭でひねり出して書いている物が身近な言葉一つでスパッと説明されていて、これ以上書くのも嫌になっちゃいましたが(笑)続けるとして、そのお話をカットインします。

「法律」と言う言葉。
翻訳されたのは明治期でしょうか。日本語で言っても「法」だけでいいはずなのに「律」がくっついている。これは律令制、官僚という事。かなり考えてつけたんでしょうね。

なので、先の人は「法『律』」を前提にし、私の頭はつまり「法」だけ前提にしているんですね。先の日本晴れのカタルシスを求めるおじさんさえも、「法律」のもと、晴れ晴れと外に舐められない人生を送らせてほしい、そういう事だと思います。

で、戻りますと、その人達は今、ウロボロス状態になっている。自分の思考や存在が依拠している「律」に裏切られ、収奪されているからです。なのでヒステリー状態になっている。

で、ウロボロスを断ち切るには、主体として存在しないといけない。
その存在は当然攻撃を受けますが、実はそのヒステリーを逃がしてやる為の生け贄、スケープゴートとしても使われる。小沢氏も植草氏もそうでしょう。で政治、メディア、芸能は、そういうショーを作り出す役割もある。時に応じて、相撲協会、えびぞう、麻薬、芸能ゴシップとか。

日常薬物、ギャンブル、金、セックス等を仕込んでおく訳ですね。普段は裏の人達の商売を仕掛けて遊ばしておいて、事が起こると使うと。一般人も、脱税、痴漢という感じで人ごとではない世になってきました。

まさに、アノミー、ヒステリーに陥るのを回避するため、SSS政策、スクリーン、スポーツ、セックス、TV放送の導入と、ナベツネ読売日テレ、NHK等々で開始ししたGHQの調査と施政というのは凄かったんだなと思います。

律に依拠している人は、それらにも自動的に影響されるという事になる。

さっき書いた鳥肌実は、一人で読売グループを全部やって、さすがに無理がある、いや無理しか無い(笑)所を笑いにするという凄い芸をやっている劇団ひとりならぬ、一人読売日テレグループ。

脱線しました。
ウロボロスに陥る人は、国民主権と立法府に仕掛けたクーデターという一番ひどい悪さえ、是々非々として前提としてしまう。これが戦後の愚民化政策の果てと言えば言える。このサイクルの成れの果ては、ハイチみたいな国でしょう。

この1年半私は必死こいて書いたりましたが、ネットを見ていて、似た様に思う人が沢山いる事には気づきました。そこは希望があります。
でも、暴力装置やナイトアーミーまで使って転覆される事態には、只の人が何も出来ない。無力です。それらも内部分裂の兆候もありますが。マグマが溜まってくるまで、しばらく辛抱。今更何言ったって落ちる所まで落ちるだけ。

そんな感じで、まずは、自分の暮らしをおろそかにしない様にと思ってはや数ヶ月で、だから筆の走りも一気に落ちました。

 ホントは思考停止した棒くれのような首相をささえる官僚と、そして奥方の話でも書こうとおもったんですが、それも山崎先生が書かれているので止め。私の様に頭が優れていない(笑)人は、やっぱり出しゃばってこんな所に書くのもあまり意味がないかと思い始めた今日この頃です。

ただ、実際、良い律令と言う物はあるのか。
また、この国の成り立ち自体が、極東のデッドエンドに、それぞれの理由でたどり着いたいろいろな人達が、天皇家を頂いて、まとまる事にしようとしたのが由来ですから、それ自体は尊重し、守るべきと思います。それは「律」がないと守れないのか。この辺考えたいと思ってます。

こうなると、佐藤優さんのホントの本音が聞いてみたいですね。
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