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「日米 地獄へ道連れ経済」を読む。 [本]

 小沢さんを切れない様な民主党とは組めないと、谷垣総裁は言ったらしいですが、アメリカの家来同士が、「ぼくがいちばんだ!」とやっている。

一方のぼくがいちばんだ!は岡田氏や前原氏がやってますが、彼がなぜ国交省だったか、副島先生の新刊で分かりました。
「日米 地獄へ道連れ経済」です。最近すっかり書店でも副島さんの本がトップの扱いになってうれしい限り。昔は本に寄っては、オカルトコーナーだった(笑)誰も真実を無視できなくなる。
今週読みましたが、幾つかその内容をご紹介したく。

なぜ国交省?ですが、破綻寸前で公務員を強制的に休ませているカリフォルニア州のシュワルツネガーに、新幹線技術と国交省関連の隠し特別会計から兆円単位で借款の形で差し出す為だった。
なるほどと思いました。前原は、代わりに機関車のいいおもちゃをクリントンから貰ったという事です(笑

一方、遂に頑張っていた日銀白川さんが、小沢さん一派の後ろ盾を潰され、遂にアメリカの大変な事になっている糞不動産債を直接買わされるハメになりそうだと言う事。

これまでも、円高誘導で渋々ドルを買わされてますが、それでも、国内では円高誘導しないという批判の総攻撃にさらされています。
しかし、これは実際に自分の経験でもよく分かるのですが、大手、中小さえも、予約している為替に向け、生産調整し、世界中の生産拠点で生産比率、調達をすぐに変えます。なので90年代初頭までとは違います。それほど痛みません。
生き残っている所は、この20年くらいで、すでに商売のスケールや客先等を調整し、形が決まって来ていますから、日本全部がもはやウワー円高だガガーン日本沈没!みたいなのは、少しノスタルジーに入りつつある話なんですね。

この本を読んで頂き、心から、全ての人に分かってもらいたい話なのですが、
小学生でも分かる簡単な構図として、中国に対して日本を潰した実績のあるプラザ合意をやるべくアメリカ本体がドル安に向けて邁進し、元ドルと、ユーロもあり、兆を超えて京単位のダイナミズムの中でのトレンドがあって、
そこに日本が円単独でドルに一桁兆円突っ込んで、円安誘導できる訳が無いのです。
収支から言えばハナクソみたいな物。これは分かりますよね。

つまり、明々白々、完全なる無駄金を突っ込んでいる訳です。白川さんはそんな事分かっているから批判に耐え、どうしても外圧とその手先の官僚、政治家に堪えられない時にしかたなく無駄金を投入するという今日この頃らしい。

いくらやっても円高は変わら無いどころか、今24時間365日延々と刷り続けているドルに抱きつかれる割合を増やしてるので、資産がどんどん目減りして行く。数兆とはいえ、日本の歳入は40兆そこそこですから一国単位じゃ大きな話。
私も死ぬほど書いてますが、まず歳入は公務員の給料で全部消える。これのプライオリティは変わらないらしい。何故だろう?というのは先日のblog日記の通りでしょう。律令の国。

投入は、全体方針としてドル安推進しているアメリカの圧力ですが、じゃあなんで?という話になる訳ですが、貿易収支も昔程対日はひどく無いからその意味も薄い。
ざっくり言うと、水割りが水になる寸前まで水増ししてしまったので、実は水だよーん!ガハハハ!!(笑)と言ってしまうまでは、少しウイスキー足さないとヤバい。だから日本のいいウイスキーをかっぱらって水割り局部的に濃くする。
それと、ジャパンハンドラーズ各々が、自分の利益含めて、軍事や、先のローカル州の破綻等にあてるため、上物の余市20年とかのウイスキーをひっぺがして代わりにフッ素入り水道水を押しつけ、自分の水割りの濃度を利確してしまうような感じですね。適当な説明ですいません(笑

金や土地を、占領軍のいつどうなるか分からない軍票手形でバンバン取られているのとかわらないのだなと思うと、いまだ占領中ってことかとガックリする。
所謂 orz です。

そして、日銀がサブプラ爆弾抱えた糞不動産債をついに直接扱わされるに至った、そういう事らしいです。

ここでファイト一発、増税、企業は減税するイカした菅政権(笑

税率を他国と比較で見ると、企業税はそれほど低くもない。しかし、実質どうかと言う所に問題はある。借金分の45兆円が何処に流れるかがまず問題であって、比率も糞も無い。実際多くがなんらかの形で償還される事のないドルの手形になっているでしょうから、そっちが危急にして本質的問題です。

企業減税の意味の無さですが、
今企業でも、この20年、株主の物、ガバナンスとコンプライアンスの名の元に、金は内部留保、配当、外資もしくはその延長の役員賞与に消えます。そのプライオリティ、まず上澄みをかっさらう仕組みは、年次改革要望で、法令等で固定化されている。企業間のトランザクションは、そのまま日本経済には落ちないんですよ。

純粋に地元に落ちる赤福みたいな企業は、もちとあんこという2大保存食、しかも練り直して使うのが本来あたりまえのあんこ(笑)で賞味期限少しずれたくらいで、銀行入れられてコンプライアンス祭りで粛正されてきた。逆に日本の社員は一方の社会保障、所得税、増税に更に苦しくなり消費は萎む=経済も萎み、税収がさらに減る。

一方、生活に喘いでいるレベルの人に金をばらまけば、必需としてすぐ使う。金は回って経済は活性化するけど、クーデター前に約束された政策は潰されると。

アメリカに文句も言えない、かつ保身に走る官僚と政治家、その延長のメディア、それが日本を壊して来た訳です。私も足りない頭と筆で何十回も書きましたが。
じゃあどうしたらいいのか。
国内の話なんて、巣食ってる連中がいっぱいいるだけです。これは主に外交問題。外交を引っ張れる政治家は?

と言えば小沢しか見当たらなかった。だから小沢だった。

前の日記の様に、民主党が云々と今更いう人間達は、基本的に何も見えていない。保身が出来る方向から離れる事が出来ないのだと思います。こういう事を書かない人、言わない人は、ほぼ全員「律」の端っこに自分も加えてもらいたがっている。

後、30年ぶりに、空席の朝日の主筆に座って、小沢を潰し、親米に世論誘導した船橋洋一氏が退任しました。大使にでもなるんでしょうか。
中川氏潰してIMFか世銀だったかに栄転した篠原財務官が思い出されます。
また、オバマ政権の守役ラーム・エマニュエルが去った。つまり終わりだと言う事だそうです。

多分、菅クーデター政権もそろそろ用済みなのではないでしょうか。
マスメディアが全力でサポートし、小沢を叩き潰しても、ここまでに人気の無い政権もそうそう無かったから、辺野古もそのまま行けそうだし、あんまり使えないし、官僚やマスコミ人でもないし、栄転無しで切ろうという感じかもしれません。

これからその後釜狙いで、冒頭のアピールになったりする訳でしょうが、ここからガチンコの戦いが漸く始まるのですかね。つくづくここからは何事も、見誤っては行けない、lesser evelで冷静に見なければと思います。

ぜひ皆さん読んで下さい。本来のクールな論文形式でなく、とても分かりやすく、取っ付きやすく書いてあります。新聞に10年払うより価値ある1600円。
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