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タバコのような何か。 [日記]

ご無沙汰してしまっております。

実は新年初エントリという体たらくです。このところ稚拙な雑文一本も纏めきれません。やはり書き物を生計の道としている訳でなく、個人の暮らしに集中しなければいけないと、ニュースもチェック出来なくなる。
本等は変わらず読んでいて、書評を書きたい4、5冊があるのですが、方向決まっても書く物に落とすには、整理し調べもし、かなりの時間が要りますね。

そんなで、今日は本当によしなしごとです。

 今週は久々に週末がフルに空いて、久方ぶりに無為な時間を過ごしています。これだけ長く住んでいる街でも、結構知らない所、足を踏み入れていない場所は多い。そういう場所を歩くと、長年持っていた地元の概念が変わったり、幼少の頃の風景と今の風景がブリッジ出来たり、そういうことがかなり楽しいです。

昨日も、カメラにパンケーキレンズをつけて、用事を済ませて、欲しい本を幾つか物色、食器、鍋等手頃な掘り出し物が無いか見たり、時間としては贅沢なことであります。

 相変わらず止めていないタバコも、少し手に入りにくい銘柄なので、そうした時にタバコ屋に買いに行く。止めろよって話ですが、少し震災の品切れが機会になってタバコに関して新たな知見を得たので、それを少し。

しばらく品切れでやめたり、他の銘柄を試したりして、またなじみの銘柄の供給が戻って普通に喫む様にはなった。

ただ、この間試した物で1銘柄だけは続いて、交互に買う様になった。その銘柄は昔、風邪の時にたまたま貰ったか何かで家にあり吸ってみたら全然喉に来なくて驚いた事があって、震災時に比較的供給があるので思い出して買ったもの。そのうち、段々なじみの銘柄の方を買う頻度が減ってしまった。
何故かといえば、臭い。目に沁みる。口がマズい、効き方がおかしい、そう感じる様になってしまったからです。

JT物の中では代表的な古い銘柄で、それを時代に合わせて0.5ミリくらいに軽くしたもの。凄く良く出来ていて知人に勧めたら数人転向したくらいなのですが、どうもダメ。実際数年前からちょっと旨くなくなったと感じていました。

新しい銘柄は、全く無添加なので香料の匂いはゼロですが、草や穀類っぽいタバコらしい味わいがあってよろしい。所謂「ガツン」とは全く来ないのですが、逆に全く目やその他沁みない。これは驚き。
葉が詰まっていてゆっくり燃える。数字的にも重いし一度に一本で十分。近しい非喫煙者にも草燃やしたみたいで臭く無いと評判。自炊、料理を結構するのですが、舌も味が分かりやすくなって来た。

で、何故だろうと思った訳です。

私パイプの父の影響か、ほとんど肺に入れません。吹かしなのですが、ニコチン1mgあるタバコが、0.1mgのスカスカな筈のタバコ程の刺激も無い。喉も痛まない。よく考えてみれば、ニコチンが何十ミリの父のパイプの副流煙で育った訳ですが、まったく目にも沁みず刺激が無かった。むせる事も無かった。むしろいいにおいであった(笑

じゃスーパーやらウルトラライトやらの、鼻腔、口腔に喉に沁みるあの刺激物はなんなんだと。
吸わないと火が消えてしまうパイプやこのタバコと、ボワーと勝手に燃えて刺激だらけの煙を出すこの違いは?

そして一番分かる話なんですが、灰皿。
蓋付きの陶器の物を使っているんですが、前の銘柄の際には、臭かった。格別臭い銘柄ではないので、そのような物だと思っていたんですが、タールが倍近くある今のタバコは、これが驚くくらい匂わない。いわゆるタールだとばかり思っていた「ヤニ」的なものが偉く少ない。草燃やしただけのようなサッパリした状態です。

 で、震災後数か月経って、会計士さんと、まさにタバコ部屋で雑談中に聞いた話なのですが、パッケージとか葉とかは問題無くあって、製造所もOK。紙なんかも有るんだけど、”部品”というか”加える物”的な物が無いらしいと。

その時理解しました。
つまりは、それらの混ぜ物なんですね。違いを作っているのは。そして無いと作れないくらい入ってる銘柄が多い。会計士の方は、自分の銘柄が少なくてぼやいているだけなんですが、こちらは、なるほど工業製品、ケミカルに近いのかと。添加物で作る食品みたいなもんかもしれないと。

商品分析癖で頭は走る訳なんですが、
多分機能コンセプトを変えた商品企画になっているんでしょう。いまやシガレットってのは、トレンドでフィルタの逃がし穴で検査のニコチンタール量を減らしつつ、実際は、揮発性の高い粘膜に浸透しやすいガスを発生させる事で粘膜に浸透させやすく作ってある粘膜強制浸透性のケミカル嗜好品、

かもしれない。

ニセハンバーグみたいに、タバコ殆ど使わなくても、シートに香料と人工ニコチンを入れればそれで成り立ってしまうのかもしれない。いろいろネットの噂を見ると、気管支拡張剤等も入っていると。これもいい悪いを別にして、揮発性のケミカルが入っているとするならば、体は抵抗しようとするから、やっても不思議は無い気もします。
実際タバコ部屋に来て、慌てて急いで2本吸っていく人々を見ると、むしろ映画とかで鼻からコカイン決めてますよね。そんな風に見てしまいます。

ま、JT他メーカーが製法を公開する事はないので、もちろんあくまでウワサの域は出ない妄想です。

ただし、ニコチンが何百倍も有りそうな葉巻、パイプタバコには、ワーニングは一切つけなくていいし、数値もださなくていいと言う事、それは、限られた嗜好品だから、という事ではなくて、実は純粋にタバコだから問題は少ないという事を暗に示しているのかもしれません。
今吸っている物の箱にも、シガレットなので記載ありますが、ネットでは、この銘柄には表示はルールとして要らないはずだという、自分は吸わない嫌煙家の海外のジャーナリストの文章があったりします。

 そんなこんなで、実体験的にも思考的にも、戻れなくなってしまいましたが、ひとつ寂しいのが、風味です。悪く無いのですが、若草っぽすぎるので熟成味が欲しい。そして探すとありました。樽で加圧熟成させたもの、まさに、父が吸ってたパイプタバコにあったものですが、こういう葉をブレンドして、本来は香りや味を作っていた訳ですね。

パイプを扱うには少し時間も余裕も無い私の暮らし。このあたりで満願。
と言う訳で、今や吸いたいという気持ちからすっかり焦燥感が減って、逆に吸わなくても平気になった。金額でも増税前の半額くらいですから、本数的にはホントに1/3以下。

喫煙はやめない、タバコそのものが悪い訳では無さそうだと感づく、納税額は下がると、政府の目論みに見事に反した国民になっております(笑
タグ:タバコ
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