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「隠された歴史」を読む。 [本]

先週飲み屋で、珍しくテレビに谷垣、山口、どじょう各氏が、泥酔会見の篠原氏のような顔で写っている。瞬間何が起こったのか把握。

その後の「おわび」にビックリ。民主政体じゃないって言ってるのと同じじゃない。
いやそれを必死で伝えようとする裏メッセージなのか(笑
終わった終わったと、国民の大半が存在を知ること無く勝氏が引退。それとともにメディアが消費税を政局という意味以外でようやく書き始める。

折しも4年に一度の大埋め草キャンペーン、なでしことか日韓戦とかにまぎれてちょいちょいと。3Sてのはホントに効果あるものですね。

 今日はそんな話ではなく、感想文です。

話題の書。副島隆彦「隠された歴史」読みました。
是非、読んで下さい。オススメします!

宗教人であったり、宗教、宗派の研究者であったり、既になんらかの形でコミットしている人にはあまり勧めませんけども、そうではなく、大勢を恐らく占める、なんとなくそれらに取り巻かれて暮らしている、デカイ岩とか地蔵とか、鎮守の社とかで拝みはするんだけど、ノンビリーバーというような私の様な人こそ必読です。もう絶対に読んだ方がいい。

私、昔どなただったか、道場の重掲と呼ばれる掲示板に、旧約聖書に関して歴史と重ねて書かれている人がいて、ちょうど自分も国境線の無い地中海中心の地図を見て、バカの壁が外れて妄想している頃で、それを読んで衝撃を受けた。

で、自分でも擦り合わせやってみた事がありました。
SNSの日記に、3〜4年前読み物として乗せようとして書いたもので、ラノベ(笑)って感じですが、一緒に乗せるのも失礼なんで、読んでみて読むに耐える物であれば、後で乗せます。

旧約が編纂されたのはユダ王国滅亡後、ビフォーキリストの間。今やリーバイスの先祖レヴィさんが、アレクサンドリアでギリシャ語で編纂した。この後一気にリアルタイム歴史記録的になるマカバイ記があって、これは外典とされている。そしてヘブライ語の5書が出来たのは、実はホントにキリストのビフォーアフターくらいらしい。

で、その擦り合わせ作業をしてみた感想としては、これは思い切り古事記とか日本書紀。
しかも後半、和歌集ではないけども、文学がくっついてる。

出来る限り民族の由来を遡り、それと恐らくあったで有ろう、大きな歴史イベントを当時の先端の歴史知見を集め、自分の民族のスレッドを絡めて作った有職故実、民族史。
3大啓典に対しては、普段全くそんな印象を持ちませんが、基本はそういうモンなんだとやってみて驚きました。

副島先生の本でも書かれていますが、日本語のカタカナで書けば、アブラハムとハンムラビとか。
カイン=農耕=文明かな、とかラムセスとモーゼとか(太陽の”ラ”息子達”ムーセズ”)、出エジプトの頃のサントリー二火山の大爆発とか。なーるほどって感じなんです。

これを、我々にとって、身近すぎて、諸々の意味でそれを行うのが難しい「仏教」に関して、究極の大づかみ視点で副島先生はやってくれた訳なんですよ。もし今まで書いた事にご興味あれば、激しく読みたいでしょう?

最初に、すでにコミットしている方にはあまり勧めませんと書きましたが、それはやはり、受け入れられないのではないかと思うからです。多分それぞれの領域、レベルで「間違っている」事を沢山見つけられるでしょう。結果駄本として排してしまう。

でも、副島先生は、サルベージを信じた人々の積み重ねて来たもの、これを深く尊重すると書いています。
視点に必要な事や、時系列に関しては丹念に調べ、現地や人に当たってその場所の「当たり前」である事を前提を排して見る。副島先生が知人に連れられて、東京の場末のカラオケバーに行った時、そこで出稼ぎでホステスをやっている中国人女性達に、信心を聞いてみた下りが最高に面白い。そして、自分で考えても、確かにそうかもしれないと思います。

その上で、じゃ読んでみるかと思えるならば、上のような方々にも是非読んで欲しい、率直で大きな視点のあるオススメの一冊です。

お盆ですし(笑

ではこの辺で。
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