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旧約と山川世界史読み合わせ。 [日記]

尖閣諸島からデモの流れ、凄いですねえ。

副島先生が見解を掲示板に書いておられますが、その通りでしょう。
イギリスの経済誌には、元々中国と強いつながりのある日本が、欧米、特にアメリカ向けの、中国との紛争パントマイムやってるという一捻りした論評等がありました。さすがイギリス人(笑
仕掛けた人、某知事のお里は知れている訳で、ホントに強奪や放火、破壊被害は彼の一家が賠償すればいいと思います。出来ないだろうけど。

で、ラノベ(笑)ですが、
当時は新橋経由で職場に通っていたので、マクラが新橋の話です。
お目汚しですが、ご興味あればつれづれの慰みにどうぞ。

◇◇◇

(転載開始)

外出して移動する間、新橋で良く降ります。

ちょくちょく烏森の飲み屋の昼飯等探索しているのですが、さすがリーマンブラザースじゃなくてサラリーマン諸兄の聖地。激しくいい店がこの辺点在。
駅前のビルも、さながら昭和プレイの迷宮(笑)一度迷い込む事をお勧めします。

で、気安い飯屋の話しなんですが、たまに、某階に整形前の石膏デスマスクが、部屋を埋め尽くしているという都市伝説を持つ某整形外科ビル側、ガード下駅角にある店に行きます。その名も「ポンヌッフ」。そういえばパリで佇んでセーヌ川を眺めたなあ。まさかココで使われているとは知るまい。
70年代の学生風店名が泣かせますが、なにかと言えば只の立ち食い蕎麦(笑)AMラジオバンバン響く、和み空間です。

でもその日は、どうしても10年前から気になっているSL広場側のガード下にある牛飯屋に行かねば成らぬ気になって暖簾をくぐってみました。

肉豆腐と飯を頼む。豈図らんや、吉野屋色あせる最高の牛飯!豆腐もいい具合に沁みて色づいて言う事無し。これは逸品。550円也。多分何十年も変わらない味。礼儀正しく肩寄せ合って食う、安くて旨い飯はイイすね。

小雨の中店を出ると、牛飯屋の横に、広場でよく見るティッシュ配りのオジさんが雨宿り。このひともう60近いと思うのですが、顔が凄い。立派なんです。映画に出た方がいい。もしかするとアイヌの方かもしれませんが、ソロモン王もかくや(笑)大迫力です。

で新橋のソロモン王って事で、先日の続き。

本当にwikiとかネットでささっと怪しく無さそうな歴史見ながら旧約と山川世界史併せ読みして、流れをメモ書きしただけで、浅い観点なのでご勘弁を。

知恵のリンゴ食った人は、BC9000年くらいにイランかインドからメソポタミアにやって来て農耕始めたらしいのですが、メソポタミアの前段シュメールの段階で、既に日本の近代くらいのもの、ワインもビールもすでにあったという。
俺毎日飲めるならその時代でもいいス。

電気がない生活としては、都市部は結構なレベルにすでに到達していたようで、牧畜、立派な農法灌漑設備、薬も薬として存在。文字もあるので、「稼げないよ~」とか、「病気でさ、」とか楔文字でBC3500年位から残ってる。
この頃の粘土板の著述が所謂今は亡き飯島愛がCM前に口走った「ギルガメッシュ」叙事詩で、恐らく聖書の「ノアの箱船」の元になったであろう大洪水がそこに出て来ます。

ジッグラトという神殿がすでに街ごとにあって、多分3大宗教の実際的な祭祀等に少なからず影響を与えてるんでしょう。そう言えばアイズ・ワイド・シャットに、ジグラートって人出て来ますね。家でセレブパーティやって、階上でスピードボールやって高級コールガールとセクースパーティしている人。

シュメールは時期的に長江文明と結構被るようです。
長江の方は平野部に移って大規模灌漑しはじめたのは、BC4000年前くらいだと言う事です。世界中で、BC3000~2000年前くらいからドカっといきなり文明が発展して、都市がバンバン出て来る。やはりそれはカイン。農耕ですね。楽園を追い出されて、リンゴで得た知恵で皆農業始めて溜め込んだ。

日本で縄文時代が終わるとされる頃、メソポタミア文明の中程でバビロンにとって変わる。この時丁度、創世記のリンゴの後に書かれている3大啓典宗教の共通の祖、「アブラハム」の頃。

マルチエスニックがせめぎ合ってるので、法律も出来た。所謂目には目をのハンムラビ法典です。レンガとアスファルトという近代的な高層建築の「バベルの塔」も実際にあったらしい。先に書いたジッグラトってやつの立派なバージョンの様です。
この辺りの状況をして、「言語が一つだったのに、バラバラになった」という聖書の記載なんだろうかと思う。

アブラハムはセムと何処かのmix。奥さんのサライという名前はヒンズーの神と同じなんだそうですが、親爺の代から遊牧して、カナンへ行くその理由が神の啓示で、それにアブラハムが従ったの信仰のはじまりだとする。

実際彼らは、輝かしきこれらの大文明の都市の人でない。周辺遊牧民なんですよね。自らの土地は将来のカナンまで無い訳です。
それだけに土地と神を中心に、人々が移り変わるストーリーでなく、どこに居ても、唯一神と、対する一人称で話しは進んで行く。結構重要なポイント。

そんな一人称の人は、美人の奥さんと頑張って年行って出来た子のイサクを、神の命ずるままに殺そうとするくらい、神の申し付け通りに動いて国父とされたと言う事なんですが、傍からから見れば、頭で演繹して構築したものを中心に置いて、それを客観事実と普段の行動の中心の理由として結びつける度合いの強い人、まさに原理主義ですね。

で、カナンの地、イスラエルへ行きますが、その後すぐ食い詰めてエジプトに経済難民に出る。若くて美人の奥さんがエジプト王に出仕する。妾とも言われる。
怒りに燃えるでも無く、奥さん通わせる代わりに財宝どっさり貰う。神が怒って災害をもたらしたので、エジプト王は彼らを返したと。結果金銀財宝つきで再びカナンへ。
なんつか、ちょっと微妙なおはなしですね...。

次の話が、やはりエジプトに逃げてそこで知恵で成り上がって偉くなったヨセフの話で、その次は創世記から移って、ご存知、モーゼの出エジプト記。
海割れる奴ですね。十戒、十災。エジプトに難民で出たけど、けっこう暮らし厳しくて、モーゼが海割って連れて帰ってきたと。

エジプトってのは不思議な存在で、イスラエルは大方サポートして貰ってるはずなのに、ちょっとした悪い所やダメな所を逆に弄るような感じの箇所が何回もある。今でも独特の関係ですよね。多分当時エジプトは圧倒的存在だったんだと思いますが、ラーを崇める人々を、原理主義者が見て、ヘッって感じだったのでしょうか。まさにユダヤの真骨頂かも。

ちなみに、アブラハムまでは先ほど書いた様に、原理主義者としての「信仰」の祖であって3大啓典宗教の共通の中心人物です。アブラハム、イブラーヒム、英語だと、リンカーンのエイブラハムです。

海が割れた逸話は、ちょうどBC1628のサントリーニ火山の噴火周辺の出来事だったと最近は良く言われます。
これが噴火か、隕石なのか判りませんが、島が吹っ飛んで、なんと直径10キロの大カルデラが出来て、そこに一気に海水が流れ込んだそうで。大津波でクレタ島は全部流れて、ミノア文明は消えてしまった。

直径10キロの山が底まで全部吹っ飛んだ。10キロ四方に爆風ってんではなくて、直径10キロの山が吹き飛んだ。原爆の何十万倍の爆発だったと言われてます。
恐竜が絶滅したのは直ユカタン半島に落ちた直径10キロの隕石だと言われてますから、そこまで行かなくても天変地異クラスだったでしょう。

翌年中国で火山灰による気温低下が記録され、この時期から7年間氷河には硫黄が残り、5000年の杉の年輪から火山灰が検出されている。
そして、太陽も隠れて、エジプトはラー(太陽神)から、多神教になっちゃった!!
これは大変な事ですね。地中海しか無い当時にしてみればもう地球が割れたくらいのとんでもない天変地異。
ラムセス2世のラムセスってのは、ラーの息子(ムーセズ)なんですが、モーゼはこれをモチーフにしているという可能性もあるかもしれないというお話もあるそうで、なるほどと。

おそらく、難民で流れたエジプトがこの未曾有の災害で飢饉やら病気やらで困窮した。彼らは集まってタルムード的に身内だけで律して旨くやるから、周囲に反感や妬みが生まれるんでしょうか。またイスラエルに帰る。
帰ると、出てったくせに来るなよ!ナンダヨ!と地中海側から攻め込んだ連中がペリシテ人。

今の地名はペリシテの地=パレスティナだったりする。
古い!古過ぎるね問題の根が。

この後に、漸くミケランジェロの彫刻で有名なダビデが、部下の妻に手を出して、部下を死に追いやって神に叱られつつその妻に生ませた子、これがどうやら新橋のSL広場に今もいるソロモンで、漸くイスラエル王国を作って例のアークを納めた神殿を立てる。
禁断の知恵の実食った時から随分経って結実する栄光の時です。知恵の王。
ところがそう長くは続かない。

こっからは血で血を洗う感じで、バビロニア、アッシリア、ペルシャ、ギリシャ、ローマの征服を受けたり属国になったりする。
旧約自身は、ソロモン王が死んで、北側が独立(BC700年頃滅ぼされる)して、エルサレムのある南側がユダ王国になった訳ですが、そこが滅亡して捕囚の話になって、ペルシャが救ってメシアだ!と喜ばれるあたりで終わっているらしい。BC500~400くらいでしょうか。後は文学的な物が多くて歴史は無い。

ペルシャの下に居た後、プトレマイオス(エジプト)とセレウコス(シリア)の下に入りますが、今のイスラエルの前の最後のユダヤの王朝が出来る。それがハスモン朝。所がまたえぐい。ヘロデという人が出て来て、王朝の偉い人の娘貰ってシコシコ出世して、内紛のクーデターでローマ逃げて、しっぽ振ってローマの属国になって自分が王だと軍連れて制圧。そしてあろうことか奥さん含めて前王朝の連中皆殺し。最悪です。
そしてこれがまさにキリストのビフォーアフターの頃です。

世も末ですが、この人はでっかい3つ目の神殿を築いて、それはそれで周辺に散った皆さんがお参りに来る。これが後のユダヤ戦争で壊されて西壁一個になったのが、彼の嘆きの壁。多分歴史のかけらも知らない某元首相が黒い帽子かぶって嘆いた顔の演技をしてた奴ですね。

神殿が壊されたユダヤ戦争てのは、ヘロデが死んで、子孫も王になれなくてローマが抑えてたんですがユダヤが反乱。ローマが兵糧攻めで、出て来た連中を見せしめ的に虐殺した話ではあるんですが、実はローマ側に協力した人がいる。
これが、ヘロデが奥さんごと抹殺した王朝の生き残りのユダヤのレヴィ人。
原罪の連鎖もここに極まれり。民族としては正に窮まれり。最初のカインで怒られた教えはついに効かなかった訳です。

嘆きの壁は、「嘆き」なんですよね。そんな事思った事も無かったですが、悲しみもありつつ、俺らってホントバカ!という意味を含んでいるのではないか。またやっちまったと。

で、ユダヤ戦争のちょっと手前のヘロデの時。そこに所謂ナザレの人が現れるのです。
誰有ろうこれがイエス・キリスト。「お前ら違うよ、合理でなくて愛だろ愛!!」と成る訳です。そして原罪を背負って死んで復活するというしつらえ。

そして新約が随分後で作られて地中海沿岸地域を巻き込む宗教になる。
ホントに怒られ無い程度にしたいのですが、その中東以東向けバージョンがイスラム教と見る事も出来る。新教側は、旧約の末期的状況を救世主を待ち望む事前の流れと考える。

旧約聖書が正しく編纂されたのって、当然ながら書かれているのでユダ王国滅亡後、キリスト前の間。上に書いたレヴィ人、祭祀階級で街に住む人達ですが、アレクサンドリアに多く住んでいてローマと近しい。
レヴィ・ストロース、リーバイスのレヴィです。私はもう10年試着もせずにリーバイスの501の決まったサイズしか買いませんが、なるほどさすが合理の人(笑

その人達がギリシャ語で編纂した70人訳というのがある。
編纂された訳だから、当然その前に素材はあった訳ですが。これはなかなかに微妙なタイミングですよね。纏められたのってこの時なのか?おい?と思わざるを得ない。

70人訳以後にまさにリアルタイムの国際政治状況だった、ハスモン朝までを書いたマカバイ記ってのもあるんだそうですが、外典とされる事がおおいようです。
聖書の様な啓典が日々の事象を取り込んで、日々変化するなんて、ちょっと日本史の教科書でも見てる様な気もします。

その後ヘブライ語で正式に5書が編纂されるのって、実はイエスの一件がいろいろあった後の様で、なにやら、BC,ADの辺りってのはかなり様々な物が渦巻く、微妙な時代だったのでしょう。

 これよく考えると、古事記ですよね。まったくもって。成り立ちをなんとか歴史に繋げる作業。一度聞いた事は忘れる事は無いとする謎のサリヴァン症候群の人間辞書、稗田阿礼が暗誦していた帝紀、旧辞等を太安万侶がレヴィとなって纏めた。
維新前に本居宣長の時に古事記が再読、あらたな意味付けをされて尊王攘夷と。列強にやられて、維新後の皇室の位置づけが一気に変わってしまったような微妙な感じ。

古事記と言いましたが、宗教の聖典と言うよりは、有る意味自集団の為に書いた民族史の記述に見える。宗教的な物は十戒以外に余り無い。タルムードは別パッケージだし。

2006年5月に、地中海あやしい!という日記書いてますが、あれからとんでもない量色々読んで思うのは、歴史上の内容を、集団で動いて生き延びたTipsと集団の連帯を纏める物語として、作り上げたような感じに見えると言う事です。

実際は口伝のタルムード、規範の方で、暮らし全域に渡って集団の約束事や戒律を決めてあり、それで保っている。

(転載おわり)

◇◇◇

書きかけの物なんで、尻切れトンボです。
おそらくこれ、やってみた人意外にいるんではないか。

4年近く前の物なので、書き直してとも思ったんですが、最早崖っぷちサラリーマンにそんな余裕も無く。でも人知れずそんな事してる人が結構日本に一杯いたとしたら、結構、捨てた物ではないよなあ、今度集まって飲みませんか?なんて思います(笑

この辺で。
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