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トランプ側に義があるのではないか論 [選挙]

 第3回目の討論会が終わりました。

日本のメディアでは、貰ったものを転載しているかの様に、泥仕合的な報道に終始しています。討論や演説等を追っている人は一人もいないと言う訳ではないでしょうから、一部には副島砲が良識派にボディーブローの様に効いているのか、ヒラリーもなんとなく望ましく無いような論調はじわじわ来てもいます。

日本のメディアがそのような訳ですから、そこから得られる情報には殆ど意味が無いのですが、海外に関しても、討論に入ったあたりから、一部公平だった大手も、もちろん日本みたいに政治部長会議的なノリではないでしょうが、いろいろ圧力があるのか、一様になって来ていると聞きます。

自分が特定の情報を得られるような立場でもなく、今日は自分が今に至るまで、どう思って見て来たか振り返ってみます。ちょっと想定読者もありまして、そんな流れで書きます。

トランプが候補選に出た時は、ヒラリー確定の流れの中で、共和党のリバータリアン寄りの良い候補を潰す為に雇われたか(笑)くらいに思ったのが告白すると、正直な所です。

ところが、見る限り共和党は最初からやる気が無さげな陣容。
いいのが居ない訳ですよ。小粒で。ロン・ポールも立たないし、息子はちょっと力不足。サラ・ペイリンでも出ていればまた違ったと思いますが、トランプ以外の候補には、アメリカのオッサン、つまり日本種族としてはかなり少ない「肝っ玉”父さん”」みたいなノリの人間が全く居らず、どうせ出ても勝てない様な連中しかいない。

 一方ヒラリーは、中東からリビアの件まで、国務省の女性軍団の立案、実行で蹂躙して回った印象が一般的にも強い。オバマ外交の汚点ともなりました。
リビアでは彼女の腹心がカダフィ殺しの現地司令官だったそうで、ブローバックなのか、現地の焼き討ちで殺され、市中引き回しの目にあった。これは記憶に新しい。その時までイケイケだったヒラリーもこれには倒れて、恐らく責任追及を逃れる面もあったのでしょう。一旦仕事ヤメた訳ですね。
その彼女は「アジアに軸をシフトする」という我々にとって余りにも不気味な言葉を吐いた後の大統領候補ですから、当選はカンベン!と思う日々でした。
こういう話は私の周囲だと、無関心、ちんぷんかんぷんで話す人も居ない。

 寄り道ですが、リベラル寄りの一般の人々は、国務省絡みの、東欧、中東アフリカのナントカ革命系には基本的に賛同、つまりアメリカに賛同している人が多いと思います。今偶々見つけましたが、以下のインタビューが現地の革命ノリに合わせて動く若者のリアルな感覚でしょう。

http://www.magazine9.jp/other/libya/

アメリカのサポート等否定している訳です。若いのによく分かっている。そしてこの後彼が懸念している通りになってしまった。彼は今本当に悲しんでいる事でしょう。

戻りまして、ヒラリーの場合、我々にとってはアジア、ジャパンハンドラーズの親分だったという側面もある。小泉政権からこの方、年一回の風物詩だった自民の首相交代、民主党が勝った後の人格攻撃、党内クーデターから、自民に政権上げます間抜け選挙、そこから今に続く政権と。
これらに関しては多くココでも書いて来た様に、国務省の忠実なアジア、ジャパンハンドラーズの活躍ぶりをつぶさに見て来た訳ですから、その点を見ても、普通の日本国民、直接ハンドラーズの影響下で利得を得る立場以外の人は、当然最も避けたい候補と考えるのが妥当ではないかと。

 で、その対抗馬、対する肝心の共和党がこれではなあ、という中、トランプが出て来たと言う事になります。

論戦を見ると、プロレス風で有りながらも、所謂陰謀論と言われる中でも、知的な層が口では決して言わないけど蓋然性的に皆多分正しいと思っている事、公式に明らかになっているけどメディアに乗らない事実、その辺ぶちまけたりして、見ていて面白いし、なかなかやるなと。ただしそういった事はガス抜き役者としては良く有る。

取りあえず、ヒラリーを抑えながら、いちいちセンセーショナルに注目を浴びるアクションを取るトランプに、噛ませ犬としてもこれはゴイスなおっさんだと思っていた頃、トランプがキッシンジャーを訪問したという衝撃のニュースが。

副島さんの弟子筋の古村さんが外電を解説付きでblogに上げたのですが、その瞬間、別のシナリオがあるかもしれないと初めて思いました。
副島先生は当然中田さんと、我々等及びもつかない、連れて行った親族の属性や周辺情報で詳しい分析をされ、すでに書籍や、ぼやきに上がっていますから、それを見て頂くとして、その時愚昧な私もおおっ?と思ったのでした。

それまで、叩き上げのセルフメイドマン、リバータリアンらしく、アメリカ1stを掲げ、そんな層に向けたアンチヒーロー、ガス抜きかもしれないと思っていた彼が、外交の知恵付ける為に、シンクタンクでお勉強ではなく、外交における最重要人物とピンで会った訳です。

会談では、お前大統領やるならこうしろ、と言う話があったんだと思いますが。トランプ自身がこの訪問で、出たとこ勝負だったのが変わったのかもしれない。
この時、歩が金になった。成金じゃないですよ(笑)かれは叩き上げですから。

 時系列的には既に問題に成っていたかと思いますが、所謂メール問題とかベンガジ委員会とかの更に一歩深い話と堅固な裏打ちを得たかもしれない。

国務長官時代の結構な表裏のやり取り、CIAへの指示やら、長期間、機密度、重要度の高い内容を、主婦の様に自宅のメールサーバでやってしまった疑義で、「個人メール問題」という毒を抜いた名前で語られている。
内容はまさにカダフィの殺害指示等、例の殺された大使館員やらとのメール等、既にかなりの量が世界中にリークされている(ということ自体知らない人も日本人はきっと多いのでしょうが)。

国内の関係者内だけで揉み“消し”切っていたり、尻尾切りで免責しきっていれば、良いと言う訳ではないですが、アメリカの歴史の中では、まあそういう候補もいたし、大統領候補として成立はする。

でも、本人がやった事が確定してしまっている。かなりの内容が、世界中にリークされている事も明確な事実。政府が黒塗りするだけでは抑えられない爆弾が、何処にあるか判らない状態です。これだけでもほぼ候補としては危うい。だからFBIに訴えられもし、民主党も割れてしまった。

で、お仕事ってのは、金中心で回っていますよね。コミュニケーションの大半はその為ですね。非合法も含んでそこが恐ろしい訳です。その爆弾の内容は、どのようにリビアの件が実行されたかに付随する、独裁者と言われた人の資産≒国家予算の行方、イスイス団が北米トヨタの新品ランクル隊列作って華々しく登場した時期、場所、クリントン財団の役割等を示唆する内容の物である可能性も、とてもとても高い様に聞いています。

繋げると何を言っているかお判りになると思います。普通に考えて、終了、Game Overでしょう。

主要国メディアの団体単位でリークされますから、直ぐに公にはしない物の、皆その所業を知っている状況と思われます。現実的な話、彼女を大統領に据えたら、もう恐らく上位、対等外交なんて日本の様な完全な属国を除いて行える訳がない。フィリピンの大統領も既に頭入れて発言してますよあれは。

 トランプの「偉大なアメリカ」を取り戻すという中には、「周知の罪人を絶対に大統領据える様な国にしたら終わりだ」という意図が格段に大きいと思う。とすれば、保守、リベラルさえも立派な人は、みなトランプ側についていると思います。

また、国内第一主義と合わせ、レイシスト的に報道される移民政策ですが、これも、「国務省の施策→難民創出→欧州の混乱、だからお前が責任取れよ、俺はやらないよ」という意趣返しとしか感じられない。流入を止める事以外強い事は言っていないはず。

長々書いてきましたが、そんな訳でトランプ側に完全に義はあり、と思う訳です。

その後の展開を想像すると、
アメリカはヒラリーになったら戦争をし、トランプになったら借金帳消しねとデフォルトする(笑)かもしれません。
まず一般人は後者の方がいいと思うはずですが、日本の一般人は、自分は教育があり、リテラシーが高くリベラルな人間であると思っている人程、それがトランプにフッと吹かれると飛ぶような気がして嫌なのか、みなヒラリーの方がいいと思っている様ですね。

政府関係者、経済界は、売れないドルを死ぬ程持っているので、恐らく多くは自国がターゲットにならなければ、どっかの国が破壊され、人が死んで、そこにミカジメで人道支援するのがロジックだと考える。
ただし、東アジアにピボットするヒラリーに従うので、不安があるでしょう。いざとなれば公務員と下から切り捨てつつ、上が生き残ると。メディアはハンドラーズの風見ですから、全国的にヒラリー万歳という訳でしょう。

日本のドル保有はとんでもないですから、まあ、トランプの時も大変で、その際、今度は政府、経済界上げて国民に牙を剥くと。日本は自分から連鎖倒産の帳消しの為に戦争するかもしれません。

でも、大きくは、恐らくMake ends meetはトランプでなければ出来ないと思います。叩き上げの大商人ですから。学生リベラルで優等生、ビジネス経験の無いヒラリーには無理なのでは。

長くなりました。この辺で。

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