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筑紫さんの話。 [マスコミ]

ショック。中川昭一さんが亡くなりました。

アメリカ国債購入拒否、金融救済ファンドへの出資反対。独自判断でのIMF融資、立派な愛国者だったように思う。
G7の時は、竹中氏の直接のボス、ゼーリックと会見の後、天木、日テレペア、読売、ブルンバーグのワイン会、泥酔会見中の篠原財務官の知らんぷり。

そういう訳で、日記にもblogにも書きましたが、私は盛られた派です。泥酔会見、西松、小沢踏ん張る→ナイが大使止めるという流れでした。

越後屋オマエもワルよのう、と一部で随分流行りましたが、googleの検索ワードで越後谷が一桁台に入り、世の中随分広まっていたんだなあと今更ながら思いました。
意外と彼らは会食と随行をさせられたアリバイ作りの要員で、直前のゼーリックとの時にコーヒーにでも入っていたのかもしれません。

それにしても、彼らは今どういう気持でいるんだろうか。
やり切れないのは、お父さんも志半ばで亡くなった。自殺といいつつ謀殺と言われています。
会見では、鈴木宗男氏が滂沱の涙を流していました。多分、中川氏の父に使えた彼は言えない事がありつつ、かつなんともやり切れず、どうしようも無かったのでしょう。
死因は手間取っています。何にしても残念です。ご冥福をお祈りします。

所で先回の続きです。

亡くなった方の話しばっかりでなんなのですが、
オバマ当選の直後、筑紫さんが亡くなった。猿谷さんの本の話しからその辺りの思い出を書いてます。
今続きを転載しようとして、読み返し、前回適当に転載前のマクラで、大学のテキストと書いたの思い出しました。間違いです。スイマセン。
今本を見たら古本屋の値段が1000円と書いてあった。懐かしい(笑

2008年11月10日22:56
「Obama、そして筑紫。その2。」
の転載です。

◇◇◇
(転載始め)

前項の猿谷さんの本を読む切っ掛けは、確か本多勝一なんですよね。
それは小学生の頃に遡る。
筑紫さんが亡くなった今は書いとこうと思います。

子供らしく(笑)探検ものが好きだった自分は、そのうち親爺の本棚にある今西錦司とか、京都学派の探検記なんかを読む。自然に次は、植村直己や京大山岳部の本多勝一の楽しい3部作が並ぶ。
ちょっとすると隣に「戦場の村」が来る訳です。解放戦線側からの初めてのルポ。子供には超衝撃。そして今や右翼の攻撃対象として有名な「中国の旅」とまあ、こう繋がる。

まだ世の中的には、田舎の方に行くと、酒に酔うと刃を落とした軍刀なんかを誇らしげに出して、チャンコロが、満州がとかいう爺さんが居た。そんな時代。
ああ、ホントにやってしまったんだなと。顔に縦線で影が入ってズシーンと所謂自虐史観に埋没する日々。
小学生の頃自分を宇宙博に連れてってくれた、造船技術の留学生、といってももういい歳だった韓国の金さんは、俺をどう思っていたのか、酒乱だけど腕のいい親戚が付いていた棟梁に、格安で増築してもらったばかりの2階屋に来た、中国の某有名選手はどう思って俺を抱いて頭を撫でていたのか。

当時は朝日新聞のみ中国に優遇されたので、先方の官製取材体制に乗ったまま、幾つか書いてしまった部分もあるでしょう。でも右翼がいろいろ言いますが、国民党の拠点だった都市を占領する作戦ですから、当然規模はともあれやったのです。
むしろこの辺りの煽り、議論が日中でどう考えても双方異常になってきたのは江沢民、小泉以降かなと思います。

その後の「アメリカ合”州”国」もベストセラー。
マルコムX自伝が中々素晴しいと広く紹介したのも彼ではないかと思います。本多氏は確か遊牧民の取材の時にムスリムになってもいるし、人種差別のカウンターとしてイスラム教が黒人に浸透した状況を興味深く思った事もあるでしょう。stateの連合なんだから合「州」国だと。人々が集まったような印象の合衆国を使うなと殊更強調した。

マルコムも合”州”国も、先ほどの猿谷さんの著作には書いてある事で、取材の観点として大きく影響されているんじゃないかと思います。
自分も参考文献欄にあったかなにかで、覚えていて、それで大学の古書店街で猿谷さんの本を見つけて読んだという次第。典型的な左翼かぶれの学生の流れでしょうか。

で、本多氏に戻ると、
彼には朝日同期の友人が居て、それが亡くなった筑紫哲也さん。本多氏も良く本に書いていたし、筑紫さんの方も、トップのエリート記者本多と、落ちこぼれの自分と、良く比較して書いていた。しかし本多氏が朝日を去ってから、公の言論に出る場所は殆ど1箇所。朝日ジャーナルでした。当時編集長は筑紫さん。

今メディアは一部を除いて、本当にプロパガンダ機関になってしまいました。でも思い返せば、憧憬で涙が出るくらい、当時は今無くなった自主性が持てた。百花繚乱、文化の発露でした。しかしながら、一方時はバブルで、だんだんマスコミは最早社会問題を追わなくなっていて、人口に膾炙する唯一の雑誌メディアの砦が朝日ジャーナル。

家の新聞の様な安心感というか、定期的な解毒剤というか、そんな感じで読んでいました。本多さんのみならず、佐高氏、鎌田氏等馴染みのルポも、ここ以外ではあまり読めなかった。その後、下村さんになって、筑紫さんの頃のジャーナリズム的なバランスの良さ、丁度良さが消えてしまい、部数は落ち廃刊。AERAはそれに取って変わる物では有りませんでした。

その後は二人はガラッと行く道は変わる。
本多氏はそれまでテーマ別に「金字塔」を沢山打ち立てた。それのお陰で毀誉褒貶を経た訳ですが、しかしそれ以降目立つ仕事は無くなります。

筑紫氏は誤解を恐れず言えば、報道の現場から報道した実績は沢山あるけど、テーマを追ってのルポ的金字塔は全くない。
しかしながら、メディアに属するジャーナリストとしてメディアの特色を保持する報道をし、それが可能なしつらえを保持する。まさかテレビに出てキャスターをやるとは思わなかったけれども、多くの人々に情報を発信し続けるメディアとして、大きくなる程タブーはあっても、なんとかその中で一定の見識を持って伝えられる様に、バランスをギリギリで保つ。それはやはり朝日ジャーナル編集長と同じ仕事だったと思います。彼自身はもっといろいろ知って居る。裏の裏まで知って居る。
でも人口に膾炙しなければ所詮その意味は無い。だから、結果から演繹して保った見識で、帰納でしか語れない範囲で語った。

殆ど読んでいないんですが、本多さんの某大な貧困なる精神シリーズの中には恐らく大ネタが沢山隠れていると思うのですが、週間金曜日だけでスクープとなる事は無いし、それを大メディアで報道はできない。

互いが双方の立場でバランスする場所として、週間金曜日を作ったのだと思います。電通関連や、買ってはいけないは、筑紫さんオンリーでは生まれない。でも本多氏が発言できるような金曜日では可能になる。一方、本多氏は幾ら鋭い切り口で物事を追っても発表出来ない限界がある。それが彼的に可能な場所が、朝日を辞めた今、唯一筑紫さんも名を連ねた金曜日となる。

懐かしく思い出されるのは、本多さんの「〜される側とする側」の視点を、結構多事争論で使っていた。そう言った事が忘れられがちな話題で、彼は敢えて使っていた。報道は報道をしないといけない。

この日記の最初の頃からたまに書いてますが、社会問題から立ち上がって二項対立になると、どうしても根本原因が追えなかったりする。それは別の事が問題の根だったりする。

例えば、金本位止めたニクソン以降ドルを支えていたのは、決済通貨である=(大事な取引だったら何時でもどこでも使える)という事実ですが、これは別に実は「所与」の事実ではなく基本的にそう「させる」ものです。外圧や戦争によって。
だからドルが危うくなっている時、イラクが決済通貨をユーロに変えたら戦争は起こった。金本位制という言い方があるのならば、ドルに関しては決済通貨としての信用の本位制=外圧、軍事力本位制と言えてしまう。
しかし、我々凡夫向けには、大量破壊兵器とか、911とかの下らない説明がつけられる。

こういう事実が有ったとして、こんな視点は普通に毎朝皆が読む新聞、家に帰って付けるテレビでは絶対に書けない。でも、帰納で可能な限り証拠があれば反対するのです。それが世論となり、人口に膾炙する様に可能な限り報道する。
それが、発信するメディアを保持しているジャーナリストの長です。

そして、筑紫さんは、そうであったと思います。その筑紫さんは亡くなった。

だから、そう言う事を教えて貰っている我々が、それを継ぐ。プレーヤー色濃い鳥越さんの喪失感も判ります。頑張って欲しいですね。
金曜日の先を行っているネットを保護し、鳥越、本多で外交と金融でも弄ったら、凄い事になる。それこそが、ジャーナリズムだと、門外漢は思います。

※今日は余り野菜と厚揚げを焼いて醤油掛けるだけ(笑
でも美味いよ。

◇◇◇
(転載終わり)

先日転載しましたが、この辺の話しは7ヶ月後に書いたマスコミの話に繋がります。良い報道が良い評価に繋がる状況や仕組みになって欲しい物ですね。良心的なジャーナリストは居るのだから。



“マスコミ”概観2。“マス”メディアで有る事が最大の目的。 [マスコミ]

前回の続き。

選挙前のエントリで、ノリピー空けで、一気にマスコミ翻って、世論調査を今更出して来たと書きましたが、
何日か前の森田さんのblogによれば、選挙1週間くらい前に、マスコミ大幹部達が、小泉時代の時の様に、露骨な介入を回避しながら、世論調査の発表する形で、民主が勝つ方向に慎重に転換する事を決めたと言う事でした。

そらそうでしょうね。お客の入れ替え、ビクビクの大転換期ですから。私あまりテレビを見ませんが、それは良く判った。

民主圧勝の報道は最後の1週間ですが、それまで操作して出していたと思われる世論調査結果も、マスコミの知人に拠れば4ヶ月前時点ですでに民主の圧勝でした。
マスメディアとその客で、民主、小沢のネガキャンをし続けてなお、その結果ですから、選挙の大勢その物について、小泉の時と同じ様に国民がマスコミに踊らされた訳ではないと思う。

ただ、オバマ選挙時のブラッドリー効果ではないけど、「そうは言っても自民以外が政権を、ねえ。。。」というような空気を作らせない効果はあったでしょうし、
森田さん的には、それを更に煽って、重要なカウンターパートを担わなければいけない優れた自民候補までたたき落とし、公共事業を片端から悪と決めつけるようなムーブメントが起こった事にフォーカスして仰っているのだと思います。

そして今、正に最初からそうで有ったかの様に、勝ち馬の尻馬に遅まきながら乗って、再び息を吹き返す様にエスカレートする感もあって、権威的でウソツキな人は世の中に沢山いますが、見てるとセコくていやなものです。

一つやはり肝に銘じたいのは、

前回一番書きたかった事でもありますが、マスメディアの客は我々ではないと言う事です。
なので、マスメディアの人々、マスコミ装置という物に、某かの反省を求めても、彼らには反省すべき理由は無い。
彼等は、オマエの読者、視聴者を情報の入力対象としてそういう情報を撒け、と客から注文されて、はい喜んで!とやってるだけです。

例えば業界紙と言う物があって、必要な人に必要な情報を金で提供しますが、”マス”メディアは違う。
彼らの第一の目的は「マスである事」なのです。

読者、視聴者へのアピールは、プロパガンダ効果を高める為の物。
うちはプロパガンダ効果のあるマス媒体ですよとスポンサーに示すための施策です。
この単純な事実を忘れない様にしたい。

マスコミが「社会の木鐸」やら「ジャーナリズム」やらを言ったり装ったりする目的は、主に読者、視聴者を釣る為の「疑似餌」である部分が大きいという事になります。

その昔、まだスポンサーより少し読者、視聴者を大事にしていた頃は、嘘でももう少し「不偏不党、知る権利、言論の自由、報道の自由」という物が一定程度リテラシーのガイドラインになっていたけど、それから時を経て、今は冗談や皮肉でしか無い感もある。

当然、マスメディアの中には、頑張る良心派や、悪い事は避けたい人もいます。
制限だらけで無理な中でもサインを記事に残す。そう言う優れた記者の意図を読み取り、報道スタンスを読み取り、言論人の背景をよく見て、我々は情報を取捨選択して、良い媒体に、お金を払ったり、スポンサーの物を買えばいいのです。

逆に、街金、精力剤、風俗、そういった小口のスポンサーを集めた、主に読者からの売り上げが大きい、エロやスキャンダルを売り物にした雑誌やタブロイドでは、驚く様な鋭い情報があったものです。テレビも、ケーブルの政治、報道番組は鋭い。

若干蛇足になりますが、

日本のジャーナリズムを長年守ってきたのは、各巨大新聞の論説委員、主筆やらの、まるで、言論人、知識人のモラルと見識が有るかの様に権威的に装った、ジャーナリズム風味の伝統芸能をどり、ではない。
象徴的に言えば、どんな記事が来たってOKの偉大なるスポンサー「赤ひげ薬局」の方が守っている。

そういう営為の受け皿が、今はネットなので、規制と占有をしたがる訳ですよね。
確かに政治関係でも何万ビューもある個人blogも沢山あるので、ヘッドフォワードに見に来るという意味では、もうこちらもマスになりつつある。
しかし一般の多くの人は、訓練も受けていないし、リテラシーが無いから、暴走したり、左翼リンチ的イジメ、ネトウヨとか一杯出る訳ですが。

どうでしょう。ネットの場のリテラシーを形作る為に、全マスコミの記者の人が、ひとつひとつblog持って、そこでは自由に発言できたりしたら、面白いですね。

2009年05月23日15:26
「簡単な話しの続き2(マスコミ概観」
の転載です。

◇◇◇
(転載はじめ)

つづきです。

 前回書いたように、テレビの放送局は地デジとかと同じ、国策的なインフラ業。波の割当以外、もともと制作や報道のしつらえは無い訳で、それ以前のマスメディア、新聞社が系列的に運営する事になった。

その新聞はまた、いろいろある。
戦時に一番煽ったのが朝日新聞で、だから主筆を置く事をは禁じていたと聞いてます。主筆で煽ったのはなんとあの緒方貞子の義理の爺さん。緒方竹虎。彼は単に煽っていたというよりは、元々あの頭山満に師事していたそうで、元はアジア主義だったでしょう。

その後、丁度本多勝一時代か、超親中国の広岡さんていう方が社主兼主筆となった。中ソの対立が絡んで、旧社主家と親ソ連派に追われ消えた。
そして、最近主筆に座ったのが、親米、ソフトパワーの子飼の船橋洋一。
この船橋って人は、中川泥酔会見をお膳立てした、愛人の年増美人の越前なんとかを使ったの玉木局長にも似て、赴任中に親米として取り込まれた人という感じらしいです。
で、前々回、日本大使を投げ出したナイと船橋が歩いて話していたのを中田さんが目撃したという話につながります。

これで、戦後日本史上最もへんてこな「親米左翼」言論が出来たのかな。
恐慌で社会政策寄りに世界中がなる中で、オバマ政権もそれをリアリストの戦略で装う。成り立つと踏んでるんですかね(笑
まあ、今となっては旧親米保守の読売より勝ち目有るか。

部数も多い朝日は主筆を空席にしているので、中国、ソ連、アメリカと、それぞれ入り込まれたような感じ。
こうハッキリ書いている物は読んだ事がないですが、そうだと思います。
NHKも似た様な事になっていると思います。

ナベツネは戦後体制そのものの永遠の主筆。占領政策と人生、言論が一つになって、死ぬまでそうでしょう。彼は読売に居た、本田靖春、黒田氏等、報道に自分自身のポリシーを持ったジャーナリストと違って、占領政策の中、菊とバットのロバート・ホワイティングをカテキョーに、親米保守メディアとして育てられた存在です。今回の政局次第で、遂に彼も終わりを迎えるでしょう。

産経も経済紙でしたが、古森氏とか、親米保守の牙城。毎日は、煽りは少なく、比較的良いけどタブーには口ごもる。広告見ると台所苦しそうですね。殆どスポーツ、夕刊紙とかと変わらない。

 その新聞社は、プリントと流通の発展で、一般人に読むべき物となって金を集めた。忙しい市井の人々に変わって、それぞれ得意な分野で、ニュースを集めて知らせて広告主と読者から金を貰う。

でもその為にニュース、通信網が世に整備された訳ではないんです。じゃあ何の為だったか。

元々は通信社というのが有る訳です。彼らは何の為に情報網を作ったかと言えば、資本家が株式市場で有利に取引を進める為の情報収集のエージェントでした。投資を間違わせない為の限られた人への正確なジャーナリズムが、報道の倫理やらなにやら温い事言ってる前にあったのです。

戦況、天候、政治状況、農産物の収穫、産業、新製品、投資には正確な情報を早くとらなければいけない。意外と知らない人が多いようなので、一度書いておきたかった。

ロイターもAPもきっとそうです。日本の事は、興味ある方は調べてみて下さい。戦前は諜報とプロパガンダを担っていた、最近傾き始めた代理店と、通信社の絡みをきっと発見するでしょう。

経済通信社の現代型が、ブルンバーグです。実は仕事で呼ばれてNY本社に行った事がありますが、一次情報及び仕事がらみなんで書きませんけども、NY市長を給料1ドルでやってる人の会社。知ってますよね。高額な専用端末を、ウオール街の人々にレンタルして、高額なお金を貰う。そっからスレスレの良いネタ貰って、投資会社はバンバン稼ぐ訳です。中川の時の3人のクノイチの一人がここの記者。

国家や政権の諜報、資本家の情報収集網から、こういった通信社が生まれる。
メディア、通信の発達で、マスメディア=プロパガンダ機関が出来、一般人向けマスメディアが出来た。

新聞は昔のインターネットですから、一般読者が増える。
購読者の良心の割合に応じ、特にアメリカではアメリカンマインド、フェアネスの割合が必ずあったでしょう。そこで初めて報道、ジャーナリズムに対するロマンや倫理等が生まれた。

まあ、身も蓋も無い話しですが。

誰もが新聞をとった時代がありますが、もう廃れた。日本はいまでもそういう残滓は残っていて、結果的に世界最大の発行部数を持っているのが、読売新聞(笑

イギリス等では、FT等の経済クオリティーペーパーを除いて、ほぼ新聞はフリーペーパーになって、久しいそうです。日経はそれをビジネスモデルとしてまねて、なんとか生き残ろうとしてる。有る意味昔のように、経済に特化された部分でしかかせげない。
それ以外のマスの新聞は、消え行く運命にあるのかもしれません。プロパガンダ機関としては、主力はすでにテレビを経て、ネットに移りつつある。

「マスコミ」という物をザラッと総なめしてみました。このような物です。長いけど簡単な話しだった(笑

やはりreasonと、主客に集中すると話しがシンプルになる。
論理的で合理性に欠けた話はとても多い。主客やリーズンを間違えたり、抜いたり操作したりしているとそうなります。まさにマスコミ上の情報操作のみならず、一般的な嘘の一番主要で簡単な方法でもあります。

で、ハッキリ書かれると、それを陰謀論と非難する。
ずっとその中に居ると、ほんとにアタマがそうなっちゃう人もいるんでしょうね。

ちょっと前にYamato Dynastyの原著を読んでると言いましたが、どうやら南京やレイプ関連のムーブメントの基本となっている書らしい。それは置いて、明治から戦後までの、まさにreasonと主客が遠慮無しに書かれていて面白い。
それを見つつ今の政局を迎えているというのは、感慨深い物があります。

総選挙と、インフル蔓延がかぶらないといいんですが。

今日はつかれたのでおしまい。

※写真は小さいローカル尾頭付シリーズ。
これから焼いちゃう、のどくろちゃん。口をあけると確かに喉が黒い(笑

◇◇◇
(転載終わり)

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”マスコミ”概観。 [マスコミ]

2009年05月23日15:18
「簡単な話しの続き(マスコミ概観」
の転載です。

個人的に思うマスメディア、マスコミ業界というものをザラッと概観して纏めてみた物です。
この前に特捜に関して少し書いたんですが、一部その「簡単な話し。(特捜最前線つうか。。。」(2009年05月14日01:34)から転載すると、

(転載始め)

まず、検察。
特別捜査部は、独立して捜査摘発の権利を持つ訳ですが、警察みたいに全て容疑を捜査摘発する訳でも無く、オウムやら赤軍派やら、社会に対する犯罪容疑の公安でもない。それを補完する訳でもない。

じゃ何してるか。
摘発は、歴史的に政治家汚職、大型脱税、経済事件のみ。
つまり、=政策に影響する奴を挙げる=政策、制度に対する官僚専用の警察です。

捜査の基準は説明無しのブラックボックスですが明らか。現状の政策への抵抗者、次にとる予定の政策に反する者に対し、アメリカ型のみせしめ効果、懲罰的な威嚇効果を考慮した摘発業務といった所。

(転載終わり)

と言う事で、すべて摘発テーマは時の政策に乗っ取って行われる。それに抵抗する人を見せしめで上げる事が、基本の業務ですね。
大抵の場合、政治家や言論に影響のある有力者を金絡みで上げる。普段から小悪のリスト持っていて、今回はこれで行きましょうとやるのでしょう。

つまり特捜に関しては「あれは国策捜査だ!」ではない。
元々全部が「国策捜査」です。
官僚が作る政策方針に反する人を、検察官僚が捜査プランを立案する。それだけの事。官僚が宗主国に牛耳られていれば、それに従った物になります。世の人が皆そう思ってしまうと、意味の薄い組織になってしまうでしょうね。

佐藤氏が作った造語なのか判りませんが、「国策捜査」というのは一発で物事を表し、破壊力のある見事な造語だなあと思う。

政策に反する見せしめ摘発として効果を得なければならないので、当然ながら、世論醸成の為にマスコミと連動する訳です。有る事無い事都度都度でリークして書かせる。で、特捜部長がマスコミ慰労会なんてやる訳です。
マスコミの方は、へっへ、やりましたぜ旦那、って感じではなく、記者は特落ちが怖い。デスクにはり倒される。だから張り付いて懸命に垂れ流す。

そのマスコミは、と言う所で、転載です。
マクラは5月時点なのでちょっと古いです。

◇◇◇

(転載はじめ)

〜一部略〜

ま、とりあえずマスコミの続き。
載せないでグズグズしてるうちに、世の中書こうとしてた方に動きつつある。

今の民主党の外交政策がそのまま採用される場合には反米と見なすと公言していたナイが遂に日本の大使就任を断った。
ブッシュの友人の日本統治軍事王みたいにポチ政権を飼っていた感のあるシーファー以外、歴代、多かれ少なかれ下手な日本人より遥かに日本を戦略的に良く知ってるGHQ以降の知日派、ソフトパワーのコントローラーが就く物であった。
民主党は欧州ロシアに関係が深い鳩山党首が選ばれた時点で、ナイは、俺やんねえよと断った。
中田さんの話をほぼコピペ、というかまさにそうだと思うので書きました。

どんでん返しで、オバマの集金マシーンの企業弁護士が駐日大使になった。財界一本の人です。
ソフトパワーの伝達役であった日本マスコミ”業界”はどう反応するか、と思っていたら、読売批判、電通批判、視聴率批判、田原批判やら出だしました。これからまたいろいろあるでしょう。親米系は、論調が変わって来たり、叩かれたりするでしょう。

もとい、そんなメディアを介してのコミュニケーション。
20年位前に、「人はロゴスのメディアです」と、懐かしき某大型アド系サークルの小冊子に書きました。人は話し、書き、描き、身振り手振り、表情でコミュニケーションをする。

コミュニケーションにはスケールと相互性がある。
架空の相手に一人で喋ったり、二人の会話で、周囲に聞かせる様な芝居がかった、人生花舞台みたいな人も皆変だと思う。それがズレてしまう事は精神病理の一つで、アドラー系がポイントを良く抑えている様に思う。

マスなメディアの不特定多数への一方的なコミュニケーションが、マス・コミュニケーション。全く一方通行。
売り上げがレスポンスと言えますが、総合メディアのテレビ、新聞、雑誌、ラジオ等は、もうスポンサーの比率が高過ぎて、受け手は関係が無い。特にテレビは仕組みとしては完全に一方通行のフリーペーパーと同じ。

R25みたいに人気と置き場所メジャー感がコアで、読者は釣れるものであって客では無く、プロパガンダ効果の分類対象。R25とかM1とか、B層とか。「マスコミ」は釣り船。客はスポンサー。
我々は魚。疑似餌やらコマセやら撒いて釣られる方。

代理店の身内が出す調査実態不明の視聴率で価格が決められる広告枠、その販売でしのぐ。枠の安いInternetが伸び、スポンサーは減り、街金と公認ギャンブル系がゴールデン枠を買う時代。交通広告も宗教団体が多くなった。
田原総一郎が終わった原因として書きましたが、マスコミをコントロールするその日本の広告代理店は、監査法人や会計事務所がそうである様に、この十数年の間静かに欧米の系列となった。

不況で先の決算もボロボロ。選挙のプロモーションで食って行こうと公言してますが、それは親会社の外資広告代理店のビジネスモデル。実際は小泉の衆院選挙時に本格的に始まっている。
今まで民間企業のプロモーションに使用していた代理店のマーケティングを活用し「B層」をターゲットとしてプランを作り、テレビは選挙のプロパガンダ機関になった。収入は減り、スポンサーに加え政府、外資、与党の方針通りにと言う事で制限は激増。

元々テレビは報道が主体でもなんでもない。只の波。
まさに占領政策中にソフトパワー用に整備された、Screen Sports Sex政策用のプロパガンダ及び娯楽メディア。別に何のモラルもないんです。

報道番組にもし某かのジャーナリズムの倫理を求めるとすれば、番組を高価な時間帯の枠にスポンサー付きで入れる事自体が誤りで、本末転倒。もともと無理筋の話。

主筆が居ない頃の朝日をバックに久米のニュースステーションが、それを開いた。久米さん個人が、非常にメディアリテラシーが高く相当頭が切れたので、有るバランスが取れていたと思います。居なくなったとたんにバカ番組になった。

TBSは毎日のバックで、ゴールデンの高い枠外して23時、深夜帯との狭間に設定した。ウマいと思いました。これも亡くなった時に書きましたがリテラシーに揺るぎない筑紫さんを置いた。居なくなったら単に番組の看板、中高年アイドルアナの鉄面皮と供に、重苦しくバランスの悪い番組となった。
その他の報道バラエティは基本的にクソ。日経系は元から経産、金融、財界一本。

昔は民放のニュース番組は、朝のバラエティ、定時の5分物、夕方、深夜前の15分くらいのものだった。放送局のポリシーの一貫で、大型スポンサーと関係なくやっていた訳です。

マトモなニュース番組はNHKだけ。人々もそう思っていた。報道はテレビの親会社の新聞に基本的にまかされていた。映像の強み以外テレビにジャーナリズムは人々は無いと思っていたんです。だからその名残で皆今でも新聞を取って、そこにソフトパワーのプロパガンダは頼っている。

そのNHKは、総務省管轄の特殊法人で予算は国会審議。
受像機の所有者から聴取料を取れるという「テレビ税」に近い特殊利権を持っている。国策放送インフラ推進の開発費、国際放送等で国から金を補填される。当然、政府、与党のプロパガンダ機関ですが、私の子供の頃は、特殊利権でのうのうとしやがってと、自分で稼いでみろと、民放のNHK批判が凄かった事を思い出します。

一方こんな時代になってみると、すっかり民間は貧して鈍している。
そのように、ライフラインに近い災害報道、通信社並の取材網、これは民間では成立しない。放送法でNHKを公共サービス担当と言う事で別のビジネスモデルに定めてあるから可能になっているのです。
スポンサーの絡まない、人々の為だけの暮らしの情報、これが公共の為のジャーナリズムとしてはボトムラインだと思うけども、NHK以外、絶対に景気に左右されて続かない。

その事と、メディアが全滅しない為のヘッジ、過去の素晴しい記録の保全と言う目的であれば、政治、官僚の下の政治部、経済部絡みのコンテンツと、それに徒花的に対抗する極端に利他的、左翼なコンテンツは無視して、聴取料払うのはいいと思って払ってます。
要は、郵便局網を保全する様なイメージですね。

 TVメディアはおおよそこんな感じで捉えればいいと思います。後半は、新聞と、それ以前のお話。

◇◇◇
(転載終わり)
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