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菅さんへ。 [選挙]

菅さん、

本当に調子が悪そうですね。
あなたは国政を担える軸がないから、これから味方もいない中でもっとひどくなるかもしれません。
いま、どうも投票が怪しいと言う声がそこら中から上がっているけれども、それでもプロセスを経て首相をやる人だから言おうと思う。

このまま、鬱病になって、どこぞの元首相の様に向精神薬を飲んで自分も国もボロボロにする前に、一つだけそうならない方法があると私は思う。
奥さんもきっと賛成してくれる。

選挙戦であなたかライターかが、小沢さんの政見を途中から剽窃して、たいがいにしろ!と皆が怒ったわけですが、まさにその小沢さんの政策を、あなたの玉として掲げてください。
あなたの政治人生通じてリベラル側であったその方法を、それを堅持して進む事に注ぎ込め!

リベラルは、目的が正しい時は強いもの。間違った時は味方も殺す只のナイフ。
国家の頭領として、目的を自分で建てる事が出来なかったあなただが、それは目の前にずっとあった。小沢氏の政策だ。

あなたは参院選前、横浜の金子氏の応援の際に、なにか首相とはとても思えない、リップサービスでもない様子で、中間管理職的な疲れを見せながら、私等はもう何年かで消えると。若い者をと言ったのを見た。

こんな事になってしまって、明日の朝も本当は起きたく無いような気持ちでしょう。見ていて判る。
それならば残り本当に少ないかもしれないが、あなたが何も出来ずに、なにも考えつかずに我だけ生きたり、鬱でダメになるより、残りの時間を火花散らして突っ走る為に、小沢さんの政策を頭に抱くのだ。

そうすればあなたは後の政治人生を思い切り突っ走る事が出来る。
そして不審を抱かれた市川房枝氏の御霊に初めて顔向けが出来る。

これは言い訳して生きない為の最後のチャンスだ。日本の頭領なんだから!
市民運動家としての社会問題政策を、首相として小沢の政策として捉えればいいじゃないか。市民運動の方法は自分で編み出した訳じゃないでしょう。

小沢を応援している自分がなぜこんな事を言うかと言えば、逡巡している間、政変が続く間も、国民の生活は続き、生きてまた死んでいるからだ。だから、あなたに本気で言う。

身内を割られている場合じゃない!

届きゃしないと思いつつも。










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昨年の選挙5日前と同じ最高裁。宗男さんの件。 [選挙]

読んで下さっている皆さん、

今日は民主党代表選まであと5日
この↓日記は、”昨年の”衆院選5日前。

http://zutsuki.blog.so-net.ne.jp/2009-08-25

植草一秀氏と、佐藤優氏が有罪確定。1年前の事です。デジャブです。
本日、鈴木宗男氏が有罪確定となりました。

明後日厚生労働局長の村木氏の審判も控えています。こっちはあまりにも無理な検察の捜査で、白にせざるを得ないとも言われています。

どうせ最高裁の棄却は理由付けはしても法的判断はしていません。
「自由に、官僚が有罪無罪決める事が出来る、法的判断の根拠等無い官僚の道具だけの最高裁」
とは言え、プロセスを守るのが民主主義。100万歩譲ってここではそれは置きましょう。

しかし、ロシア、中央アジア歴訪し、危険なアフガンにまで足をのばして、資源外交を行い、釈放直後の常岡氏とも会った。信任を携えていった鈴木宗男氏の仕事は、今回、犯罪者として収監される事で、全て水泡と帰す。
これから重要となる中央アジアの各国との関係に泥を塗った。残る頼りはアメリカですか(笑
企業で言えば、最大級の利益相反行為の犯罪。つまり最高裁が国益に反した。

プロセスと守るっていったって、最高裁が自分でプロセスを決めて、ターゲットは検察が決める。
100倍汚い政治家が山といても、ムネオさんを有罪としてユーラシア資源外交を潰した。今小沢が、円高の際に資源を購入しようという政策を先手を取って潰した。そして小沢政権の外交の要を潰した。死ぬまで忘れない。いや、そんな気合いも要らない。忘れようがないと思う。

そして良くしたもの。書いとくもんだね。
昨年の上の日記。テーマは国民審査なんですよね。そして出ているこの名前。

「●竹内行夫氏 
外務省時代のイラク戦争に反対した天木氏を罷免された方。
加えて佐藤優と対談本を出した副島さんに拠れば、鈴木宗男両氏を罠に嵌めた際の責任者でもあるそうです。」

司法試験もやってない外務キャリア、天木氏罷免そして宗男キャンペーンの張本人。
やはり絶対に判事から落とすべきだった。
官僚の利の為に国家危機を平気で引き起こす事を厭わない、”様に見える”竹内行夫氏。
プロセスを守らざるを得ない我々としては、国民審査が唯一の対抗手段。

みな忘れないよ。多分。

※書きなぐって少し品なく適当な部分があったので修正しました。失礼。
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植草さんナイス。 [選挙]

しかし今年はうちのあたりじゃ虫が全く鳴かない。早い蝉もいない。
十分に暑いのにいったいどうした事だろうか。。。

小沢と旧執行部が去った民主党には、ずいぶんNoが出た格好になりました。
その意味じゃ民意は出ましたが、いずれにしろひどい結果。なぜなら受け皿が無いからね。

国民新党が、宗教票以外で比例トップ40万票の長谷川さんが落ちた程、得票できなかったと言うのは異常。選挙前書きましたけど、自治体にすでに1700台以上も納入されている自動読み取り機、選挙ソフト関連の運用も非常に気になる。そして選挙とシンクロしたペリカン便と、郵貯システムエラー。
そして選挙戦では消費税で郵貯が隠れた結果になった。

サイバーテロの線は十分に通常の捜査の対象になる疑義だと思いますが、官僚宗主国丸抱えの政界になっては、捜査もないでしょうね。

もう結構な量が運用されているとは思いますが、金融破綻隠し債券や、アメ債に思い切り運用全部まわされた瞬間、我が国が民間貯蓄によって負債が多くても返せてしまう希有な国であるのに、まさに一気にギリシャ?(がホントにそうか詳しく調べてませんが)のように、借財先攻で、本格破綻して行く国になると思います。

今政権に残っている政治家は、
例えるならば、能力も意思のレベルも低い、目立ちたい、騒ぎたいだけのバカ息子が、3流のまねごとの会社起こしては借財抱えて親に泣きついて、ついに身代を食いつぶしてしまうというよくあるパターンの様な、そんな人ばかりに見える。レベルの低いパラサイトです。

こんな低劣な連中は我々主権者の代表ではない。幼稚な欲望や、食う為に主権者や国益以外の理由で政治家にすがりついているような連中は、町の掃除や、ボランティアをやってろ。誰でも生きる権利はあるから飯だけ食わしてやるから。

能力が無いのに能力がある人の様に振る舞いたい欲の強いだけのやつが一番物事を壊し、迷惑をかける。そういう奴が何故生き延びるかと言えば、人が守るモラルを無視して、そう見せずして「親の金や力」に縋るからです。
俺は凄いと妄想に身を埋めつつ、行動は卑屈そのもの。主権者が妄想を満たす相手で、まさに宗主国とその手下の官僚には絶対に勝てるどころか文句を言う事も出来ない。

能力のある人間は表面上の見かけはともかくまず親を超える。わかりますか。

浮動票はyour partyというなんでも有りの政党に行って、比例でたった3万票でも当選する候補が出る始末。ここのアジェンダ3層目まで読むと、金融、個人資産、医療費、その他ネオリべの新しい受け皿かのようです。
それを集約して、3層上で国民政党の様な、お題目にまとめている。インフレターゲットと、市場開放、債券化しまくり、国民統制、医療増税などなど。この政策をすすめれば、お題目は確実に実現出来ず海外の勢力は喜ぶ。小泉政権の続き、そんな政策に見えます。yourと間口広げてどこか親を探している。
つまり主権者は視聴率と一緒です。わかりますか。この人達、マスメディアと一緒です。つまりスポンサーを探しているのです。

変なタルトコがまた小沢派を集めて対抗とか、撹乱に出る。分断されたのに責任は共有され、マスメディアであおり、それをまた割りにきっちり出てくる。分割して統治せよ。閣僚は続投、千葉さんはさすがに引退を申し出た。当選した金子さん、どうするのか見てますよ。

まともな政治家を失うと、ここまでグズグスにひどくなる。やってられんなもう。心ある人もいるんだ、状況変われば活躍してくれる人もいるんだとは思いつつも、つい激しく書いてしまいたくなる。

 まあ、私は、ホントにただのサラリーマンで、見聞きしたり、考えた事で、伝えるべきだと思った事をいろいろ書いてきたんですが、別にマスメディアもそれを受ける人々も変わる訳でもない。

それもそうなんです。
だって、昔自分が適当に投票してた時の事を考えると、忙しい中テレビとか新聞とかの断片情報で、ぼけっと投票行く訳ですから。
つまり、本当の事は伝えない世論誘導のシナリオのマスメディア情報とそれしか見ない国民の組み合わせで、忙しい日常の中投票が行われて行く訳です。一般の常識から外れて苦境に陥った経験のあるような人でなければ、瞬間の鋭い判断等望むべくもない。
誰も2手3手、全体の中の配置や国益なんて考えず投票するのは、それは昔の日本代表ではないですが、誰もシュートの事を考えずに醸成された雰囲気で居る人にパスを送るようなものか。それが実際です。そしてそれを攻める事等出来ないし、そのダイナミズムまでも含めて全体です。

このBlogは、意外にPVは増えちゃったのですが、近しい人には、少しはこういう事もあるよと伝えて、頭の片隅にでも置いてもらいたい、ああ、あのとき、あんなこと言ってたなと。そういう意図で書いてきました。そのくらいの事しか思っていません。

そんな間隙をついて、植草さん良い仕事してます。笑った。

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-01a2.html

普段、要諦をついて、日本でも稀な的確な評論をする御仁の一芸に、電車でスマホ見てて吹く所でした(笑

実は結構植草さん面白いんです。選挙前収監された、ホントに命がけの時にもやってくれた。そのとき私書いた日記ですが、

----ここから-------------
植草氏のBlog読んでるとこんな文が。

(引用開始)
小泉元首相に対する「偉大なるイエスマン」を自認していた武部勤氏は、次のように発言した。
「麻生首相が一番問われているのは徳がないということだ。人を愛する心、謙虚な心、恥を知る心、それから、正しい判断をする心(が問われている)」
麻生首相も、さすがにこの人にだけは言われたくないと思っているのではないか。
2005年9月の郵政民営化選挙。武部氏は堀江貴文氏の応援に入り、「私の息子です」と絶叫した。その後、ライブドアが摘発されても、他人事のように振る舞った。武部氏が「恥を知る」とか「徳」などの言葉を知っていたことがわかり、驚いている人が多いのではないか。
(引用終わり)

「さすがにこの人にだけは。。。」の下りで、
おまえが言うか!?とさすがに呆れる麻生氏のいい感じの悪人顔が、ガイ・リッチー映画のオープニング風にズームして静止する映像が浮かんでしまい、思わず吹きました。

--------ここまで--------------

選挙結果次第では命の危険もあると囁かれていた中でこれをやる訳ですから、要所で煌めくそのセンスには注目してました。このギャップ使いはただ者ではない(笑
私は古くて、2006年時点から、あの階段踊り場じゃ痴漢現認できるわきゃ無い!生き延びろ!と書いてた口ですが、いまこういう時を迎える事が出来て本当に、幸せです。ユーモアは大事ですね。

最近植草氏ご本人が明らかにされましたが、菅さんは、植草氏に大臣就任を依頼した。そしてその後危険視された植草氏は冤罪に陥れられた。
菅政権になって、こうした風刺を受ける事になるとは皮肉なものです。

これから荒れてきますけど、継続watch。次は9月か。
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あたらしくも古い保守的な何か。 [選挙]

明日選挙です。

少し前の民主党には、国民を代表する政党、リベラルの2面があった。
小沢率いる「国民の生活が第一(官僚はそのしもべ。そして属国ではあるけども巻き上げられっぱなしはやめよう)」のリベラル大政党が出来、戦後ずっと続いた保守党が崩壊した。
この保守党の保守は戦後属国体制の保守だった。

しかしながら、先日の官僚、民主非国民政党派のクーデターで、民主党の、国民政党の部分は連立含め消え去った。保守かリベラルかという事と、副島理論の属国、宗主国関係の中で、国民政党として頑張ると言う事は、結局まったく別軸の事。

なので、今民主党は、自民党時代レベルの属国体制を容認するリベラル政党と言う事になります。そうするとじり貧で、属国として宗主国にミカジメを言われるまま払い続け、国家予算は減るので、増税し、所謂リベラルならではのソーシャリズム的なコーポラティズム推進をすると言う事になる。
宗主国、官僚相手に言いなりでは永遠に金を増やせないから、そのうち切り捨て始めます。

自民が引き続き取れば、さらなる自由競争、ネオリベラル型政策の推進で、格差拡大でそれはそれで死屍累々という事だった訳ですが。シンプルな話です。

 このリベラルというのもよく分からない物のひとつ。リベラルと言っても自由主義ではなくて、大抵社会自由主義の事ですね。

wiki読むと、政府の介入も居るんだよ、というのがニューリベラルで、リベラルからソーシャリズムに傾いた事を示している。それに対して、ケインズぽいのはリベラルの敵だ!とさらにハイエク的に反対するのが、ネオリベラルらしい。
その、ネオリべを脅かす輩は積極的に介入して潰せとソ連からの脱出組が唱えたのがネオコン。共産主義政権の転覆を、南米皮切りに次々にナオミ・クラインの言うショックドクトリンで仕掛け、グローバリズムを謳歌した。この裏打ち理論みたいなのが、「歴史の終わり」ですね。確かに進化論で考えれば新しいものはない。進化論的に無理に位置づければね。
フクヤマは幌馬車にのってまだ次を探しているのかい(笑

この良く聞く連中の上に、何にもしてくれるな、他のやつも構わねえよ。ただ俺の土地も家族も俺が守る、とライフルをガシャッとリロードみたいな、超個人リベラル徹底イーストウッド親父みたいな、真のアメリカ人は、これは別にあって、リバータリアニズムというらしいです。

アメリカでもリベラルといえば、ニューが消えて左派、社会政策派を指す事が多いらしいんですが、前提としてあちらはリベラルが建国の基本。日本の「君が代続け!」が「我らの自由の為にそのライフルを放て!」です。ソーシャリズムというと絶対に人気がなくなるので、今のリベラルは俺ね!ともぎ取ったようです。

日本で左翼が「リベラル」なのは、マルクス的に、労働者階級の人権と富の分配、社会的公正を作って行かないとリベラルが実現出来無いなんてあたりの理由で、自らにリベラルとつけたのでしょうか。実際、自由って、ほんとは私有財産を自由に持つ権利みたいなもんらしいですから、大きく政府にプレイロールさせて再配分という日本の左翼が「リベラル」と称されるのは、本質的にはポカーンという感じですが。

英語で党名見てみると、

The People's New Party 人々の党 イイすね。今の日本にぴたっと来る
Liberal Democratic Party 自由と民主政体の党
The Democratic Party of Japan 日本の民主政体の党
Social Democratic Party 社会政策と民主政体の党 
Your Party あなたがたの党 間口広すぎ(笑 
New Clean government Party 新しいきれいな政府(政権運営)の党 ? 
The Happiness Realization Party 幸福を実現する党 まんまですね
Japanese Communist Party  日本の共産主義者の党 英語にするとキツい(笑

実際リベラルだと最も言われない自民党にだけリベラルがついてる。

これはニューリベでは無いと言う本来の意味では正しい。だからネオリべの代表であった、というよりネオリべに食われるままの受け皿であった。でも誰もリベラル等は実はわからんから消えてしまった(笑
こんなねじれは、そのへんのおっさんの自分等には良く調べないと分からない。でも英語力以前に、こういう事ちゃんと理解して海外とまともに喋れる日本人は本当にいるんでしょうか。

 菅さんの演説に関して前書きましたが、菅さんはきっちりニューリベラル王道のスタンスですね。不幸の原因は政府で取り除くと。それ自体は野党としては悪くないし、左翼の菅さんの真骨頂。しかし、ニューリベってのは、やはり左翼らしく国内の社会問題の枠内からしか始める事が出来ない。外交はかなり苦手なはずです。日本の今起きている本質的な殆どの問題は、宗主国とそれに従う官僚によって起こる。マスコミが官僚と相談してキャッチーな「7奉行」とプロモートしている連中、他要職の人間はすべて官僚、宗主国の側。

所謂菅さんのニューリベラルは持たざる者の要求だから、埋蔵金掘りどころか、主計局を言いくるめる力も無ければ、要求される側にたって立ち往生。こりゃもう俺だったら鬱で引きこもります。引き受けざるを得なかった中間管理職の憂鬱。なにも出来ない。ちょっと優しすぎますかね。

一方、保守は持てる者達です。本物の保守とは誰なのか。
持っているのはなんなのか。当然「戦後体制」ではない。それは7奉行が自民党から引き継いだ。読売から朝日が引き継いだ。かといって、戦前の「国体」そのものでも無いように思う。

9ヶ月しか主権者をしていない我々にそうそう命名できる物でもないかもしれないけれども、実存的なものです。「我々の存在理由」です。我々は別に宗主国の家畜として種付けされた訳ではない。この国が続いている時間の流れの中でいろいろ経て今有る。その自分はなんの外からの紐付きでなく確かにいて、そう自覚できなければ宗主国と官僚にはとても勝てない。

自分で無くなってしまわない力、そういう物です。
曖昧です。すいません(笑

そんな、ずっと表向きには眠らされていた古くて新しいもの、
それを持っていて、また代表してくれる政治家はどこにいるか、
それは火を見るよりも明らかな事。

頑張ったが最後に破れた小沢、鳩山、亀井、福島、それに準じる人々、そういう事です。
福島さんに保守と言ったらえっと戸惑うかもしれないけども、アメリカと戦って負けたのだから、立派な物。鳩山の引き金を引いたという話もあるけども、今のクーデター状況を見たら、あのときあれ以上の事が出来たとも思えない。

再編がどうなるかは、分かりません。ただ、生かしたいと思う。
さて誰に入れますか。
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人々が選んだ、「対米関係が第一」から「国民生活が第一」。 [選挙]

選挙から一日経って思う。

終わってみれば、今、状況に少し妥協もあるけど真っ当な公約と、纏まっている次期与党と連携各野党。
旧与党の人々もこの敗北に際しての態度で、それぞれどういう人かあぶり出された。

新政権側には、親米保守に取り込まれそうになった連中も、東アジア側に首根っこ掴まれてる左翼団体側もいる。しかし中心にはいない。

そういう人が必ず言いがちな、
「これはこうなっていて、こういう物で、我々はこうしなければいけないんです」というタイプの押しつけがましい強制的な説明、ま、言わなきゃならない理由は判るけども、大方の人々にとって必然性が不明の前提の押しつけ、それが今、スコーンと消えて見通しがいい。

中心にいるのは、排外主義でもなく、程度の低い夜郎自大なナショナリズムに傾く事も無く、自分等の状況の把握に務め、楽観もせず、肝心の国民生活を一義において、一個一個やって来ましょうという人々。
子供の頃に少し有った、もう何年も、忘れていたような、普通の至極落ち着いた物言いに、「ああ、そうだよねえ」と浮かれもせず、その普通さを嬉しく思う。

自民を応援していた人であっても、あれだけ肩肘張っていたのはなんだったんだっけ?と憑き物が落ちた様に思っている人は、意外と多いのではないだろうかと推察します。

戦後醸成され続けた、ノスタルジックな愛国カタルシスや、この所のプロパガンダに頭がまだ少し寄ってる人もいるでしょう。
でも問うてみたい。「きっとそれは、自分の手に手綱がなかったから、不安になるんでしょう?今はどうですか?」と。

アメリカは安保も結んでいるし、日本の随まで浸透した最大の「力」ですが、今回の選挙で、一義的には、宗主国から、中、半島、ロシア、ユーロ、そういった物の一つの存在という事になりつつある。
旧与党と旧マスメディアはどうしても、最初から戦後統治のシステムに取り込まれた存在だったから、最後の最後まで、やはり属国の現地下士官以上の存在になる事は無かった。
新与党には、小沢の一件も含めて様々な工作がかけられ、これからもそうでしょう。しかし表立って取り込まれているのは前原氏含め数人しかいない。

逆に、代理店経由で宗主国に直接コントロールされている、前時代を悪く引きずったマスメディアと電波芸者、旧与党の比例で生き残るった因業深い人と、どう見ても特殊事情があるんではないかと憶測される地盤での旧与党2世、3世、外資に振れ過ぎた企業、それらが異物に見える。
一方当選落選関係なく、政策ではそれは協議、協力していくという良識派の自民党議員は多かった。彼らはまた、自民党と言う物を考え直していく。

我々は、
小泉の時の劇場型選挙と真逆の、驚くくらい報道が薄く、むしろにネガキャンが多かったマスメディアの報道の中、我々の為に働いてくれる政治体制を、そういったプロパガンダやマスメディアの煽りを全く受ける事無く、選択しようとして実現した。

日本の津々浦々に至るまでが、そんな至極まっとうな民主主体の連立政権を選び、勝ち取った。それは戦後の体制を初めて切り替えた事も意味しますが、血を見る様な争いも無く、浮つきもせず、静かに日本をオセロの様に塗り替えた。「対米関係が第一」から「国民生活が第一」へ。

政権の変換と言う意味では、世界的に見ても無血革命のようなものだと思います。
日本の人々が、普通に自助、協力に向かう成熟度を持ち始めたのかもしれないなあと思います。

そこから始められる今、はじめて手綱を握っている実感こそあれ、なんの喪失感も不安も無い。

以下は転載です。ちょっと緩い話。
書いたのは、ちょうど清志郎さんが亡くなった頃でした。

2009年05月10日12:51
「こんな夜に イサキが食えないなんて!」
の転載です。

◇◇◇
(転載開始)

オーバーヒートした頭を抑えて、クルマで銭湯。
黒湯に浸かって、サウナ。帰りにスーパーに寄る。

地元チェーンはいいですよね。
大手大量仕入れの立派な見知らぬ国の物より、青魚でも近海物のカシラ付き。
もう夜11時前なので、この時間になると生物は殆ど半額シールが貼ってある。

小アジは何時でも旨くて安いけど、それではちょっとつまらない。
物色してるとブリの白子100円。いただき。
おっ地物のチダイ。所謂花鯛。15cmくらいの2匹で200円。
小さい海老でもよく食べたのか、きれいな桜色。鰓と腹取って有るから買う。

良く小降りのが酢で締めて使われますが、おいしいものですよね。
真鯛より、身が柔らかいのです。塩振ってちょっと置いて、網で焼く。

甘鯛とか好きな人、西の人かな、是非花鯛おすすめしたい。
この時期春から夏まで旨くて、真鯛よりさっぱりして身が柔らかいので、なんとなく魅惑の甘鯛を彷彿とさせます。もちろん甘鯛のようにはいきませんけども。

何しろマトモな甘鯛の一夜干し店で食ったら5千円超しますからね。その代わりで200円とは上出来過ぎて恐れ多いくらい。塩加減でうまみ引き出す楽しみもある。

白子は胆のうの部分除いてさっと出汁で煮ちゃったんですが失敗した!
せっかく旨かったのに、酒はエストラゴの白。ガーリックとオリーブオイルでソテーにしてみたかった。

これもフォアグラ幾らするか判らない中、100円です(笑
味は油の無いさっぱりしつつねっとりしたフォアグラです。それが100円!!
ソテーしたのを潰してトマトソースでリングイネでもきっと良かったー。失敗。

箸で花鯛の身を崩しながら、ふと思う。

きっとそれぞれの土地のアベレージの下の方の暮らしの中で、バカみたいに大枚叩いて欲しがる絶対価値の90%くらいは、こういった普段の知恵と手間で何も金をつぎ込む事無く実現出来ていたのではないか。
そして、土地の風土、歴史、暮らしが一定程度守られていれば、復活可能なのではないか。

風が清々しい春から初夏に、晩飯を思い浮かべると、
少し川魚の香りがする様な、秋冬とは違って薄く軽くはんなりと淡い油を含んだ少し近海の地物を焼いたのが脳裏に浮かぶ。
そして口にすれば春の明るい相模湾が目に浮かぶ。

そんな夕暮れに、大トロの炙り握りも、フグも、松坂牛もフォアグラも、ちっとも食いたかねえ。
そう思える体の記憶を忘れない事が、きっととても大切な事だと思います。それこそナオミさんの言う事にも繋がる。

どんなに酷い目にあったって、どんなに季節が崩れたって、加工食品とファストフードしか食えなくたって、初夏の風と同じ匂いを嗅ぎ付けた瞬間、ふと、食いてえと、イサキ食いてえなあと体に何かが走るなら、

こんな夜に イサキが食えないなんて!
と思える事が出来るなら、人は、それを実現する為に、出来ない原因を追いつめ、また頑張る事ができるでしょうね。変な例ですが(笑

そしてその集積が大きくも小さくも、なんらかの集団の記憶、歴史となっていくんだろうと思う。

記憶の集積としてのヒストリーを見ない人は、狭いループに容易に閉じ込められて、狭められて行く中で脱出する術を持たない。

権利や思想も、歴史と記憶の集積です。

単なる名前を信仰したり、すでに有る道具としてしか使わない人は必ず負ける。道具での戦いはしつらえの良い方が勝つ。
でも名前の由来を理解している人は負けない。

自分が、ことさら昔の事や、今に繋がるその道程を追い求め、確認するのは、有る程度それを担っていた装置、様々なメディアが、もはやそういった目的からは完全乖離して久しい中で、一人で見つけないと行けないと思ったのがきっかけです。

ただ、爺むさいわけでは無い。いや無いと思いたい(笑

※写真は塩振って焼かれるのを待つ花鯛ちゃんと、
食われずにすっかり机で観葉植物してる豆苗(笑

◇◇◇
(転載終わり)
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